Ruyさん



二作のエントリー作品から

感応していただいた投稿詩。


彼女の作品を並べてみると

彼女の深海に眠る感性は

エコーのように鳴り響いて

言の葉がリレーされてるかのように

感じました。











『初めて』



初めて
あなたに
出会った日



初めて
あなたを
この手に抱いた



小さくて
本当に
小さくて



可愛くて
本当に
可愛かった



初めて
あなたと
出会った日



あなたは
あなたの道を
歩き始めた



小さな
本当に
小さな脚で



可愛い
本当に
可愛い脚で



あなたの進む道が
どんな道かは
誰にもわからない



あなたの行く先が
何処なのか
誰にもわからない



それでも
あなたは
あなたの脚で



あなたの道を歩く



あなただけの道を



あなたの歩く道に
幸せあれと願う
あなたの行く先に
幸せあれと祈る



初めて
あなたに
出会えた日に
ありがとう





。。。。。。





『流れるように』





君と出逢った
その一瞬に
生きていた



愛してる
言葉の意味を
ふたりで探して



君と居た
その一瞬に
生きていた



さよなら
その言葉の意味を
ふたりで見つめて



愛してる
今も



君の
さよなら
その言葉の中に



さ迷いながら




作/Ruy