しゃいんさん

エントリーが素敵すぎて

エントリー『あたらしい場所へ』

に勝手に演出させてもらいました。








君とは同級生の間柄

偶然今の会社で一緒になるとは

想像もしていなかった。


ただ同窓で同僚の間から

可もなく不可もない

空気のように時は流れていた。


お互いの恋のヒストリーも

打ち明けあって

お互い次の出会いもなく…


僕がいない歴一年

君はもう二年になるのかな?


部署はお互い違うけど

同じ釜のめしを食ってる関係で

ストレスのピークは似通っていて

ときに社内メールで示し合わせて会食している。


今日も

いつものように会食している。

ただ

君の熱く語っている姿をみて

僕の真意が浮かびあがってきた。

彼女の熱い語りが

僕の心を震動させた。


。。。。。。


ちょっと最近 「え? 」って 思ったことあってね

「本 大嫌い! 」

「めんどい眠くなる 」 

「あんなん読んでも! 」 

って
   
言ってた周りの人が
 
いつのまにか すごい読書人間になってる…
   
本を読むとか 読まないとかで どうのこうのでは無いんだけど。

どういう風な出来事があり まったく違う考えになるのか? 

どうして そうなったのか?
                    
に 興味深々…

楽しさを発見したのか?

共感を発見したのか? 

興味がわいたのか?

本を読むこと以外でも仕事や人間関係にしても 

「 思い込み 」や 「 何々は こうだから… 」 

から脱出した人には

何か新しい世界が見えてる様に感じるんだよね!


。。。。。。


「あはっ♪ ごめん! つい熱く語っちゃって!」

「淳君だと なんでかな? 」

熱く語ったり いきなりシャイになったり いそがしい彼女で。

でも 今思えば そんな彼女にどっぷり浸かってることに気がついた。


「なぁ! 俺も君の話を聞いて 新しい世界に飛び込もうと思うんだけど」

「うんうん それはいいことだよ!」

「どんな世界に 飛び込むの?」

「…うーん それは内緒!」

「え~ それはないでしょ!」

「うそうそ! 後でメールするからさぁ 今は勘弁して!」

「わかった!」

こうして今宵の時はお開きにした







私の携帯にバイブレーションする

(差出人:淳君)

(件名:新しい世界)

今日はお疲れ様でした。

いつもながら 君とは有意義な時間が過ごせる ありがと!

ところで 新しい世界にチャレンジします。

それは 君をもっともっと幸せにするために

君の特等席に立候補します。



僕の携帯にバイブレーションする

(差出人:宏美)

(件名:私の新しい世界)

こちらこそ ありがと!

私も新しい世界に飛び立ちます。

淳君から君をとって

「淳さん」

ううん

「あなた」って

呼ぶことにします

ではさっそく

あなた! おやすみなさい!





END