『信じる心を』



信じる心を

忘れないでいよう



信じる心

愛する心を



たとえ どれほど

辛いことがあっても



愛する心

それがあれば



みずからの中が 温かい



信じる心を

忘れないでいよう



何より 自分を



そして あなたを



作/シャ・アリエル


・・・・・・


『苦しすぎて…。』



君は

優しいよ…



君は

温かいよ・・・



優しすぎて

暖かすぎる…



過ぎた優しさは

痛みを産み



過ぎた暖かさは

切なさになる…



ねぇ

気付いてるのかな?



傍に居て欲しいって

思ってること



いつか

迎えに来て欲しいって

願ってること



待ってるって

言って欲しいってこと



それほどに

君が

好きってこと…



ねぇ

気付いてる?



ただの

優しさは

欲しくないよ…



わたしの欲しいのは

そんなんじゃないんだよ…



君は

優しいよ・・・



君は

温かいよ・・・



わたしの心を

締め付けて

息を乱す程に



君は

優しすぎて

暖かすぎて…



わたしは・・・

苦し過ぎるんだ-。



作/ナギ


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『ごめんね』



あなたの

後ろで

長く伸びた

影法師を

踏みながら

歩く帰り道



ちょっとした

言い合いが

尾を引いて

近付けない

微妙な距離



何にも言わない

あなたの影を

追いかけながら

黙って

歩く帰り道…



「ごめんね」



タイミングが

掴めなくて



あなたとの

距離も図れなくて



伸びた影から

離れるのも

不安になるから



何処までも

着いていく



あなたの影が

止まったから

私も思わず

足を止める



夕焼けに染まった

あなたが

差し出した右手



あなたと私の

仲直りの合図



あなたの影を

追い越して

あなたと並び

ギュッと強く

繋いだ手…



並んで歩く

ふたつの影が

そっと

そっと

寄り添ったら…



あなたの耳許で

ようやく言える



「ごめんね…」



作/諒


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『心の扉☆~わたしが帰るところ~☆』



わたしが

帰るところは



あなたの心のなか



それ以外に

わたしの帰るところは

どこにもない



だから……



だから……



いつまでも

扉を開けて

待っていてね



あなたの心の扉



鍵をかけずに

待っていてね



どんなに

迷子になっても



どこに

寄り道をしても



わたしの帰るところは



あなたの心



それ以外に



わたしの帰るところは

ないから



ね……お願い



あなたの心の扉



鍵をかけずに



待っていてね



わたしが

あなたの心の扉を



ふたたび

ノックするその時まで



作/凜


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『無限』



どちらの道へ

進むのか



立ち止まり

考えたとき



どちらの道も

きっと正解なんだ



思うようにならないことが

あっても



それは

一時

可能性というのは

生きていれば

無限大に道はきっとひらく



小さな花が雪解けをまって

開花するように



戸惑ったことも

きっと

雪が溶けるように

開かれてゆくよ



トンネルはいつかぬける



作/maco


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『~リボンをつけて~』



甘いもの

あんまり好きじゃない

あなただから



バレンタインは

どうしようかな…



何がほしい?

そう聞いても



いいよ

って ちょっぴり

拗ねちゃうし



まぁね

いつものことだけど

わたしは

いつだって 迷うのよ



だって・・・

特別な日なんだもん



ショーウィンドウに

飾られた

色とりどりの

お菓子見てたら



なんだか

あなたに

逢いたくなっちゃった



そうだ

特別な日には

大きなリボンをつけて

わたしの心を

贈ることにするね



この風に乗せて

届くといいな



作/Hisaco


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『全ての命に愛は宿る』



全ての命に愛は宿る 



溢れ出る泉は
小さな道筋を辿り
やがて海へと流れ込む



海に流れ込んだその水は
深海を巡り
そしていずれは天に還る



愛は溢れ出る
絶え間なく溢れ
それは個々の命に注ぎ込まれ



やがては人と人をつなぐ
見えない力となる



愛は繋ぐ
愛を求めるものと 
愛を欲するものを



けれども愛は 
求めるものでも
欲するものでもなく



ただ

いつもそこに在る

愛は流れる

人と人の間を

絶え間なく



そのつながりを恐れる人も

いずれ知るだろう

愛は失うことがないのだと



愛は溢れ出る 

何処にも

全てに愛は満ち満ちて



溢れ出し 

流れ行き

注ぎ込み

深海を巡り 

天界に昇り

この宇宙の果てまでも轟き



そして



小さな個に響く



私にも



貴方にも



全ての命に愛は宿る



作/ちよちゃん