カオリン

貴女とは

『遥かなる愛』が

産まれて間もない

去年の3月のはじめに

ポエムシャンルの同好で

相互読者になってからの

おつきあい。


でも

摩訶不思議で

お互い

黙して語らず…


ただ

貴女のエントリーには

いつも

感無量になっています。


では

カオリンの神秘の世界へ

よろしければどうぞ♪











『右耳の糸でんわ』 作/カオリ



なんだかもう

慣れちゃって

すっかり

忘れちゃってたんだけど

ずっと

言ってなくてごめんなさい



ほんとは あたしの右耳ね

実は あんまり聞こえてないの

これってほんとに

リアルにマジで(笑)



ちっとも 聞こえてないわけじゃないんだけど

たぶん あなたの声ちゃんと聞けてない



きれいな きれいな あなたの声

あたしの右耳 ちゃんと聞けてない



だけど

代わりに あたしの右耳

あなたのココロの声

ずっと ずっと 聞いてきた



きれいな きれいな あなたのココロ

あたしの右耳聞いてきた



おねがい わがまま

右耳の糸でんわ

その赤い糸で

あなたの声を連れて来て



きれいな きれいな あなたの声

あたしの右耳に連れて来て



あなたの右手

紙こっぷ持って!



いくよ右耳の糸でんわ

あたしから



ア・イ・シ・テ・ル



聞こえた?

おねがい

つぎはあなたから

赤い糸

右耳の糸でんわ



もう一回



もう一回



お願い

もっと大きい声で



ア・イ・シ・テ・ル



ア・イ・シ・テ・ル



ア・イ・シ・テ・ル



あなたを愛してる