『小さな花が咲くように』 作/シャ・アリエル





小さな花が咲くように



心に

花を 

咲かそう



ひとひら 

ひとひら

一輪ずつでいいから



明るい 

陽だまり

鳥たちの 





心の中に 

降り積もる

はなびらを 

集めて




花の香りに包まれて





愛しさを胸に抱いて





・・・・・・





『年寿』 作/江彰 透





人は時に残酷になる

きっとなにかに

取りつかれているのだろう




人は時に痛みを忘れてしまう

心の意に反して

周りを傷つけてしまう




草木は

自然の荒波や

人の無造作な行為を

堪え忍び

愛を

しっかり

胸に抱いて

素晴らしい

年輪を重ねていく




人も

草木の振り見て

我が振りなおせれば

素晴らしい

年寿を全うできるだろう





。。。。。。





追伸作品

『ここにだけ咲く花』 作/toshi





「いや詩、うつく詩」

絶好の散歩日和
僕はゆっくり歩いている
梅の木に付いた花も
日の光を浴びて美しい


歩いていると
「私も負けていないわ」と
春先に咲く花々が
僕に話しかけているようで…


きれいだね
シャッターを切る
「ありがとう」
花は誇らしげに笑う


僕の心に
安らぎと癒しを植え付ける
花は語り始める
「私のように生きてほしい…」


「声にならないけれど
ただここにいるだけで
誰かに何かを与えられるような
存在であれますように…」