『虹色のシャボン玉』



君は

目が合うたびに 

わざと

友達と

おっきな声でお喋りをする



僕が

君の席を

横切ると

一生懸命に

何処かを見詰めようとする



君が酔って 

漏らした言葉が

耳に入ってくる

直接ではないけど 

嬉しかった



君は

一生懸命に

シャボン玉を飛ばす
 
控えて吹いても

空には届かない



今度は思いっきり 

吹いてごらん

もっと もっと

遠くに飛ばしてごらん



七色に光る

美しい君の想いへ

手を 

伸ばしてみるから



作/Dark Sabbath