あのね・・・



大好きなあなたを

置いてけぼりにしたくて

したわけじゃないのよ



わたしだって

わたしだって



大好きなあなたを

ひとりぼっちにして

いきたくはなかったのよ



あなたは・・・



ぼくも連れていってくれって・・



何度も

何度も

せがんだけれど・・・



大好きなあなたには・・・

わたしの分まで

もっともっと

しあわせになってほしかった



わたしの分まで

長生きしてね



いろんな人を愛して

いろんな人のために

お役に立ってほしかったのよ



だって・・・



だって・・・



だれよりも

大好きなあなたなんだもの



人は

生まれるときも ひとり

死ぬときもひとりなの



でもね・・・



あなたが

無事に

この世でのお務めを

無事に果たされて



こちらの世界に来る時にはね

大丈夫



羽根を付けたわたしが

ちゃんと

お迎えにきてあげるから



だから・・・・

だから・・・・

待っていてね



その時が来るまで

ちゃんと覚えていてね・・・



わたしはいつも見てるから

あなたのそばで

あなたの隣で

置いてけぼりにしたんじゃないわ



ここにいるわ

あなたのすぐそばに



作/凜



・・・・・・





さんからの

投稿詩

っていうより

激励詩

心から一字一句

感が

時計の振り子のように

揺れ動き

鳴り響いてしまいました。



思春期の頃に

出会い

そして

永眠した

愛しの彼女の

命日が近づき

追悼の想いが

覆いかぶさってるなか

嵐が

通りすぎるのに

心強い

挽歌になりました。



また

さぞかし

彼女も

安堵しているのかなって・・・