君とのシングルベッド

喧嘩をしても

無視し合っても

そっぽを向いても

日めくりカレンダーは

めくれていた



君のいないシングルベッド

一日

二日

三日



月日は流れているのに

日めくりカレンダーは

めくれない



いつしか

独りのシングルベットで

日めくりカレンダーが

めくれていきそうな予感が



一日たりとも

君なしでは

明日は訪れない



・・・・・・



「ねぇ 大丈夫?」

「ン?」

「なんか うなされてたよ!」

「寝苦しくない?下で寝ようか?」

「ううん! 大丈夫だから」

「良子! 離れるなよ!」

「うん!」