きみと

歩んだ人生が

脳裏に浮かぶ



きみと

過ごした時間が

甦ってくる



お互い

学園生活に

アルバイト生活に

そして

まるで

夫婦のように

一緒に過ごした日々が



時には

意地の張り合いもして

口げんかもして

でも

先を急ぐかのように

どちらからともなく

折れあって

顔を見合わせては

照れ笑い



とても

幸せなひとときが

今も息づいている



ただ

あのときに

電池が抜かれて

時計の針だけは

止まってしまったけど



もし

電池が

抜かれてなかったら



もし

時計の針が

動き続けていたら



どうだったんだろう?



すこし

不幸なひとときが

今も根付いている



でも

天に

愚痴らずに

堪えているよ



なぜって



天に

願いを

聞いてもらいたいから



きみと

再び

巡り合えますように



きみと

今度は

末永く

添え続けれますように



今も

幸せかみしめながら

願っているよ