あるとき

ふと気付いた

いずれあなたとは 

別れゆく運命

いたずらに

楽しく過ごした時間が

砂になって

さらさらと 

零れ落ちていくだろうこと



そんな運命

だったら 

声を殺して

私を殺して



あなたとの楽しい時間を

削ってゆけばいい

酸っぱい想い出に

変わるはずの時間

そんなもの要らないって 

思えたの



つらいけどね 

今は楽しく過ごしたいから

つらいけどね



あなたと居ることが 

こんなにも 

溢れるくらい



でもやがて

繋いだ手はちぎれ 

離れてゆくの

ちりぢりになって 

海に漂う藻屑のように

刻の波に翻弄されて 

いつか消えゆく



大事にしたいよ 

だから背を向けるよ

だけど

こんなにも

あなたとの時間がいとおしい

「to be or not to be」



振り向かずに

ゆっくりでいいから

離れ 

歩んでいきましょう



それが 

私たちの