帰り道のバス停

次の便まで

しばらくの

待ち時間



いつもは

時間つぶしを

考えるのに



今日は

どこか

あせる気持ちが

わき起こらない



まわりの

風景の

せいかもしれない



まわりの

田畑が

日ごろの

追われてる時間を

スローに

時を進ませてくれる



少し

田畑のあぜ道を

歩いてみたくなった



そういえば

昔幼い頃

稲刈られた田畑で

みんなで走り回って

凧揚げしていた



みんな一緒に

空を眺めて

無心に見上げていた



いつから

空を

見上げなくなったんだろう



いつから

無心が

苦手になったんだろう



幼い頃のように

無心になって

眺めてみよう



幼い頃のように

真っ白な気持ちで

眺めてみよう



無邪気なあの頃のように