駅の改札を
出て
いつものように
帰り道を
一日の疲れを
癒しながら
ゆっくり
ゆっくりと
歩いていく
今日は
朝の行き道とは
ちょっと
違う道を選んでみる
途中
コンビニに寄って
缶ビールを一本
袋詰を
遠慮して
買って
片手に掴みながら
歩いていく
朝の道からは
少し遠回りだけど
この道だと
途中に
小っさな公園がある
公園の
ベンチに
歩み寄りながら
心の扉を
開くように
タバコを吸ってみる
「すぅー」
「ふぅー」
懐かさのあまり
何度ぐらい
腰掛けただろうと
なに気に
思い浮かべながら
「すぅー」
「ふぅー」
ひさしく
ベンチに腰掛け
缶ビールを
キューと開けて
もう片方の手で
携帯を
握りしめながら
飲みほしてみる
ダイヤルすることのない
携帯を眺めながら
飲みほしてみる
すると
喉越しを通ったころには
「もしも~し」
耳障りのいい声が
瞼の奥から
聞こえてくる
「もしも~し」
ウグイスのような声が
心の扉から
聞こえてくる
出て
いつものように
帰り道を
一日の疲れを
癒しながら
ゆっくり
ゆっくりと
歩いていく
今日は
朝の行き道とは
ちょっと
違う道を選んでみる
途中
コンビニに寄って
缶ビールを一本
袋詰を
遠慮して
買って
片手に掴みながら
歩いていく
朝の道からは
少し遠回りだけど
この道だと
途中に
小っさな公園がある
公園の
ベンチに
歩み寄りながら
心の扉を
開くように
タバコを吸ってみる
「すぅー」
「ふぅー」
懐かさのあまり
何度ぐらい
腰掛けただろうと
なに気に
思い浮かべながら
「すぅー」
「ふぅー」
ひさしく
ベンチに腰掛け
缶ビールを
キューと開けて
もう片方の手で
携帯を
握りしめながら
飲みほしてみる
ダイヤルすることのない
携帯を眺めながら
飲みほしてみる
すると
喉越しを通ったころには
「もしも~し」
耳障りのいい声が
瞼の奥から
聞こえてくる
「もしも~し」
ウグイスのような声が
心の扉から
聞こえてくる