私のフェイバリット作品の一つである、ギレルモ・デルトロ監督の「パンズラビリンス」のサントラLPを未開封で入手する事ができました。

このLP、2枚組の21曲収録で、曲数はCDと同じです。

かなり入手困難なLPで、海外ではかなり高額で取引されているようです。

もともと、CDは早くから所有していたのですが、2008年ごろの事なので、全くLPはノーマークで、販売されていたことすら気がついていませんでした。

私が所有しているCDはフランス盤のようです。

このサントラ、非常に切なく感じる旋律ですが、素晴らしく綺麗で、雄大で、まるで一点の光を求めるような、物語にも通ずる素晴らしい演奏で、魅了されます。

音質、音場も素晴らしく、サントラ好きでなくとも一聴の価値があると思います。

(あらすじ)

物語の舞台は1944年のスペイン。

内戦終結後もフランコ政権の圧政に反発する人々がゲリラ闘争を繰り広げる山間部。

内戦で父を亡くした少女オフェリアは、臨月の母カルメンと共にこの山奥へとやって来る。

この地でゲリラの鎮圧にあたるビダル将軍と母が再婚したのだった。

冷酷で残忍な義父に恐怖と憎しみを募らせるオフェリア。

その夜、彼女は昆虫の姿をした不思議な妖精に導かれ、謎めいた迷宮へと足を踏み入れる。

そこでオフェリアを出迎えたパン＜牧神＞は、彼女が地底の魔法の国のプリンセスの生まれ変わりで、満月の夜までに３つの試練を乗り越えれば、魔法の国に帰ることが出来ると告げる。

オフェリアはその言葉を信じて、与えられた３つの試練に立ち向かう決意を固めるのだったが…。

私のコレクションに、イバナ・バケロウが演じた少女オフェリアがパンから与えられた3つの試練の内、フログタスク「蛙の試練」の撮影で着ていた衣装があります。

当時、結構無理して購入しましたが、今ってなっては二度と入手する事ができない品なので、購入しておいてよかったと感じています。