さて本題に入ります。                      
TAとはトランザクショナル・アナリシスの略語で
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日本では交流分析とか対話分析というふうに訳されています。トランザクショナルは英和辞典などで直訳しますとオンライン-システムなどで、端末装置などから入力される意味をもったデータ、あるいは処理要求と書かれていますが、
この場合は社会的相互関係という意味です。
ちょっと難しい言い回しですが、家庭でいいますと夫と妻、親と子、職場でいうと同僚や部下、上司との関係つまり、自分と自分以外の人との対人関係のことです。
アナリシスは分析という意味です。
アナリシス(分析)のほうはよく中東戦争など起こるとにわかにテレビなどに出てくる軍事アナリシストなどの言葉でよく耳にされると思います。
自分と自分以外の対人関係をあらゆる角度から分析するのがトランザクショナル・アナリシスつまりTAです。
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簡単に云えば、対人関係での挨拶(刺激)やそれにたいして、返す挨拶(反応)やコミニケーションのことだともいえます。 
 
例えば
Aさんが「おはよう!」といったとき
 
Bさんが「おはようございます~ (*^▽^*)」
    「おそいな~ヽ(`⌒´)ノ」
    「おう!おはよう今日もがんばるべ~」
     ・・・・無視
とか、単純にAさんの挨拶にしても
Bさんの反応のしかたはいろいろあります。
       
 
このTAは、精神分析の創始者である有名な心理学者フロイトがいます。心理学を解らなくても
フロイトという名前は聞き覚えがあると思います。
その流れをくむアメリカの精神分析医エリックバーン博士が
1957年ごろに開発された臨床心理学的な精神分析のシステムです。
 
日本には1970年代に入ってきたのですが、心療内科や心身医学の草分け的存在の九州大学池見 酉次郎(いけみ ゆうじろう)先生や日本心理学センターの南博先生などによって精力的に紹介されました。
TAのねらいは「自己のもっている本来の能力に気づき、その能力の発揮を妨げている色々な要因をとり除いて、いかに一人一人の人間が自らの可能性にむけて生きていくことができるか」というところにあります。
 
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TAはワイルダー・ペンフィールドの脳の研究などにより科学的に実証された自我状態の理論であり、
誰もが理解しやすいように、日常使われる言葉によって組み立てられているのも特徴の一つです。
                                             
人生は一度しかありません。その人生をどのように生きるのが幸せなのか?
自分の能力と価値に気づき、それが発現するのを妨げている要因に気づき、
それを取り除いていく
そのことによって、一人ひとりの人間が自らの可能性に向け生きていく。
要約すると、自律的に生きる生き方に幸せはある。
TAはそういう生き方に導くための道しるべです。
自律的に生きるということは、
自分の人生の源はすべてが自分であるということです。
これに対して他律的な人生とは、いわば他人任せの人生です。
人生の源を他人に委ねることです。
 
自分の人生は自分で決めたいと思いませんか?