「いつかは、自分たちの家を」
誰もがそう望んでいます。
「夢のマイホーム?」 「夢?」 いえいえそんなにおおげさなことでは・・・・・。
家族みんなで力をあわせて、がんばれば自分たちの家は手にすることができます。
自分の家を持つとたくさんの「いいこと」と「がんばらないといけないこと」ができます。
「家族みんなの使いやすくて快適な楽しい我が家。」
激しい雨や風、ときには地震、夏のすごい暑さや冬の寒さからみんなをいつも守ってくれる。そんな強い味方。さらにかっこ良くって心地いい。
「いいこと」はたくさんあります。
でも、「がんばらないといけないこと」もたくさんあります。
家は一生に一度の、一番高い買い物と言われています。
だいたい2000万円くらいします。
土地代をいれるともっとかかります。
サラリーマンが定年まで働いて総額約2億円の給料になると言われています。いまはもっと少ないのかな?
その1割にあたるのが2000万円です。安くないですねえ。
「がんばらないといけない」ですねえ。
でも、お父さんだけにまかせないで、家族みんなでがんばりましょう。
お掃除やお手伝い、自分の身の回りのこと。自分にできることをみつけましょう。
何よりも「みんなの家」を大事に使いましょう。
ちょっと余談です。
「社長さんの家造り」
今から約十数年前、社長さんは東京の大手建設会社で橋を造ったり、トンネルを掘ったりしていました。(20世紀の話です・・・。)
いろいろな事情から大森工務店に帰ることにしました。そこで自分たちの家を造ることにしました。当時は同じ建設業界と言っても土木と建築は全然違うので完璧に素人でした。全然わかってなかった。
「今ならもっと違う家づくりをしたかも?」
この問いかけはみなさんの永遠のテーマになります。この問いかけを少なくするためには、自分を知ることです。流行に流されず、冷静に自分の価値観を整理することが大切です。
当時、東京の狭い団地暮らしだったせいか、すごくおっきな広い家を造ってしまいました。家族4人でゆったり暮しています。
しかし!お掃除がすごくたいへん。ローンもたいへん。
使って無くても掃除はしなきゃ。
ましてや高台の南斜面はよく風が吹いて気持ちいいんだけど、ホコリがすごい!
黄砂もたくさんやってきた。
いつも雑巾を持ってホコリ退治に今も奔走中です。
でも、慣れてくると楽しいこともあります。掃除はたのしいよ。
キーワード【適度な広さ】
当時、子供は3歳の長男と奥さんのお腹の中でデビュー準備中の長女がいました。子供は3人欲しいなと思っていた社長さんは、子供部屋を3つ造りました。でも、結局子供は2人です。一部屋余っちゃった。
幸いにも3つ目の子供部屋はベランダに面した少し狭い部屋だったので、いまでは奥様の書斎兼ランドリーになっています。
子供のための個室を造ったのですが、子供はいつもリビングで勉強するし、子供部屋はおもちゃ箱をひっくりかえすためのスペースにしか使われていませんでした。
遊ぶだけで片付けなくて良い部屋は、子供のしつけに取っても悪い。
しかも、最近になって中学生の長男がやっと自分の部屋を使うようになりました。
でも、あと何年使うのでしょう?この家を使い続ける期間に対して子供部屋を使う期間はあまりに短いのでは?
キーワード【使いまわしの利く間取り】
じゃあ、家をつくるときどんなことを考えないといけないか。
家づくりの考え方は日々変化しています。
その中で、基本になる部分を次回お知らせします。