銀行の開店前にシャッターの前で待っていたのは、初めてだったのですが。


9時1分前には、係りの方がシャッターの前に立ち「間もなく開店致しますので、もうしばらくお待ちください!」と叫ぶ。




シャッターの中からも何やら大きな声が聞こえる。


耳を澄ましてみると、挨拶の練習をしている模様。


やがて9時定時にシャッターがゆっくりと上がる。


お、遅い。


待っている客は二十人くらいだが、異様な静けさと緊張感が漂う。



シャッターの上がるギギギギという音だけが響き渡る。




やがて、シャッター全開。


その中には、満面の笑みの行員がズラーッと並んでこちらを見ている。


くだんの車掌みたいな係りの方が「いらっしゃいませ~!」と叫んだ。


中の行員も一斉に「いらっしゃいませ~!」と叫ぶ。



しかし客は誰ひとりとして前に出ようとしない。


異様な雰囲気に圧倒されたのか?


やがて我に帰り、中に入ると、そこはもういつもの銀行に戻っていた。



以上初めての銀行でのコッパズカシイ体験でした。