先日は、ADHDと不登校との関係について書きました。
ASD特性 → 学業・社会的ストレス → ネガティブな情緒体験 → 不安・自己肯定感低下 → 回避行動
不登校もひきこもりも「回避行動」です。
ASDもADHDも「情緒調整の困難」「不安・自己肯定感低下・抑うつ」「教師理解不足」「家庭支援の必要性」が見られます。
今回も、日本特有と思られる所を赤にします。
1. 子ども要因(神経発達・感情面)
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要因 |
説明 |
不登校への影響 |
するべき介入 |
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感覚過敏 |
音・光・触覚・匂いなどの刺激に過剰反応 |
教室環境が苦痛になり、学校回避 |
感覚調整(センサリーブレイク)、静かな環境、個別席 |
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社会的コミュニケーションの困難 |
表情・ジェスチャー・会話の理解が難しい |
友人関係の摩擦、孤立 |
ソーシャルスキルトレーニング、視覚的支援(絵カードなど) |
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固定化された興味・行動 |
ルーチンの変化や予期しない出来事に不安 |
学校の予定変更への不適応、拒否反応 |
スケジュールの可視化、段階的導入、予告 |
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認知的柔軟性の低さ |
切り替えが苦手、計画変更への対応困難 |
授業の切り替えやグループ活動でのストレス |
小さなステップでの指示、柔軟な課題設定 |
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情緒調整の困難 |
強い不安やフラストレーションへの対応が難しい |
パニック、メルトダウン、学校回避 |
感情コーチング、リラクゼーション、CBT的支援 |
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合併症としての不安・抑うつ |
ASDでは高頻度 |
学業や人間関係への不安、自己否定 |
心理カウンセリング、安心できる学校環境 |
2. 学校環境要因
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要因 |
説明 |
不登校への影響 |
するべき介入 |
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大規模クラス |
個別支援が難しい |
苦手な環境でストレス増加 |
少人数クラス、個別サポート |
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社会的規範の強調 |
他者との同調を重視 |
違いが目立ち、いじめ・孤立のリスク |
多様性理解プログラム、教師研修 |
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固定的・長時間のスケジュール |
長時間授業や予定変更の少なさ |
疲労、予測できない変化への不安 |
柔軟な時間割、休憩の増加、短い課題 |
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教師の理解不足 |
ASDの特性に関する知識が限定的 |
「わがまま」と誤解される |
教師研修、神経多様性教育 |
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学業プレッシャー |
詰め込み・テスト重視 |
失敗経験による不安・自己否定 |
個別対応、プロジェクト型学習、興味連動型課題 |
3. 社会・仲間関係要因
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要因 |
説明 |
不登校への影響 |
するべき介入 |
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仲間からの誤解・いじめ |
違いを理解されない |
孤立、自己不信、学校回避 |
いじめ防止プログラム、ピア教育、ソーシャルサポート |
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ASDへの認識不足 |
教師や同級生が行動を誤解 |
ネガティブラベリング、排除 |
学校全体での理解促進、啓発活動 |
4. 家庭・文化的要因
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要因 |
説明 |
不登校への影響 |
するべき介入 |
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高い親の期待 |
学力・社会性への圧力 |
ストレス増加、自己否定 |
親教育、現実的な目標設定 |
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精神健康へのスティグマ |
支援や相談を避ける傾向 |
早期対応の遅れ、環境調整不足 |
公的教育、ASD支援の正常化 |
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支援アクセスの制限 |
専門家や柔軟な学習環境の不足 |
子どもが困難に直面 |
テレヘルス、専門プログラム、地域支援 |
主要なするべき介入のまとめ:
- 早期発見・診断 – 悪化する前にASD特性を把握
- 教室での配慮 – 静かな環境、可視化されたスケジュール、段階的課題、休憩増加
- 教師教育 – ASD理解、肯定的強化、社会的包括の実践
- 社会的サポート – ピア教育、メンタリング、いじめ防止
- 家族支援 – カウンセリング、ASD特性の理解、ストレス管理
- 柔軟な学習環境 – 部分登校、オンライン学習、特性に応じたカリキュラム
さて、これらの介入はどれだけされているのでしょうか![]()
教えてください。
もし、あまりされていないのなら、そのせいで、不登校が増え、
ひきこもりも増え、親御さんが苦労しているのですよ。
もう一度、残る問題点をまとめます:
一番の問題点は、クラスや学校全体の調和です。同調圧力とか集団主義と言われることもあります。(文化)
- 子どもが「周りと違う行動」をすると、教師や他の保護者から「場の迷惑」と見られることがあることです。
- ADHDやASDの特性で授業に集中できなかったり、集団行動が難しかったりすると、負担や迷惑扱いされやすい。
- 親も「迷惑をかけてはいけない」と思い、問題を学校に相談しにくいことがある。
- 教師側も「対応できないこと」を隠したり、簡単に“特別扱い”を避ける傾向がある。
2番目は、支援級の教師の状態です。(法律⁺予算)
多くの生徒を担当し、通常学級と兼任しています。
ADHD・ASDの個別支援が必要な子は、追加の手間や工夫が必要になるため、教師の負担感が増すのです。
教師の多くは短期研修程度の知識しか持たず、ADHD・ASDへの理解が不十分です。
3番目は法的権利の弱さです。(法律)
日本の支援級では、IEPのような法的権利保障が弱いため、教師や学校が「負担だ」と感じても、親は強く要求しにくい。
親も子も、まるで、「厄介者」のように感じてしまうのです。これは、絶対に会ってはいけない事です。
私は、まず法律改善を求めます!