昨日最後に書いたことの続きですが、
この年になって、つくづく思うのですが、
人は自分の心の奥底が分かっていない事が多いです。
今
何に怒っているか、
何が怖いか、
何が辛いか、
何をすることに躊躇するか、
それは、たいていの人は言えますよね。
でも、なぜ怒っているか、なぜ怖いか、なぜ辛いか、なぜ躊躇するか、
を聞かれると なかなか答えられないもんです。
例えば、同僚がさっさと定時でかえってしまった。
むかつく―>何で私だけが残業?ー>なぜ、自分だけが残業だとムカつく?
ー>公平じゃないから―>公平でないとなぜムカつく?という感じです。
これは、ちょっと無理のある例ですが。。
子供が学校に行かない→イライラするー>なぜ?
→不安→何が不安?→なぜそう思う?
上役にはっきりと意見が言いたいけど言えないー>なぜ?→反応が怖い→どんな反応がなぜ怖い?
旦那がちっとも手伝ってくれない→ムカつくー>なぜ?→私ばかりしんどい―>しんどいことにムカついているだけ?
子供に過干渉―>不安だから―>なぜ、なにが不安?
子供に甘いー>なぜ?
「なぜ」の部分はみんな同じだと思っているけど、そうでない場合が多いんですよ~。
人のイライラ、不安などは、その人のこれまでの経験に基づいているから。。。
だから、「なぜ」はとても大事なんですよ。
もし、自分の親のせいで、今、生きづらいと思うなら、
なぜ、どのように、生きづらいのか、
生きづらいとは具体的どう言うことなのか、
なぜ、そうなるのか、
それを知ることが大事なのではないでしょうか
自分の心の奥底を見るのは、勇気がいります。 でも。。。
いくら、心を穏やかにする瞑想やヨガをしても、
自分の心の奥底にあるものを知らなかったら、
人生って変えられないもんだと、この年になってわかりました。
一度、「なぜの鎖」をずっとずっとたどる練習をしてみてくださいね。
P.S. 私は、「なぜ」のノートをもっています。
むかつくとき、怖い時、迷う時、必ず「なぜ」を徹底的にたどって書きます。
自分と言う人間の根本がわかり、対処できるからです。