やはり、今、日本でもアメリカでも、企業の在り方や教育のゴールが
明白でないから、国民が不安で将来に希望をもてないのでしょう。
そう、アメリカでも、今の若者は、昔の若者と違って、元気がないんです。
今日は、日本もアメリカも、あまり違わないと言うことを書きたいのです。
しかし、違いも見つけたので、それが、なにかのヒントになればうれしいです。
日本は集団主義、アメリカは個人主義といいますが、
それほど、違いはないですよ。
日本の学校にも、アメリカの学校にも、スクールカーストはあります。
TEENは得にグループを作り、そこに他者を入れたがらず、集団行動です。
そう、女子は、グループでトイレに行っていました。
見た目がよくって、スポーツができる男子のグループは偉そうにふるまって、
オタク系はすみで、おとなしーくしています。
教会とかに所属している人達も、とても集団的で閉鎖的です。
人に迷惑をかける人間は徹底的に罰せられます。
アメリカ、カナダ、日本のドラマを見ているんですが、
ただ一つだけ、文化的に違うなーと思うのは、上下関係がアメリカでは
少ないと言うことです。「上の言うことをだまって聞く」というより、
フラットな関係の中で、皆の意見を聞く。
だからこそ、自分の意見をしっかりと言えない人はダメとなるのです。
カナダのドラマにはよく上下関係がでてきます。びっくりします。
どちらがいいとかは、私は言いません。
どちらにも、メリットがあるでしょうから。
子育ても、人それぞれで、過干渉な親もいれば、
そうでない親もいますが、親子関係では、「上下関係」がすごいですよ。
ちょっと悪さすると、外出禁止になります。
大人の娯楽に子供が参加することもないです。
そうなんでもかんでも、買ってもらえません。
金儲けと自律の大切さを叩きこむようです。
私には、日本より法権的に見えますよ~~~。
ヨーロッパはもっとそうだと、
ベルギーから来ている先生が言っていました。
中国人の先生の家でPARTYがあったんですが、子供達が
走り回っていたので、不思議がっていました。
ここで、一つ日本と大きく違うのは、子育てに父親の参加が多いことです。
前にも言いましたが、男の子は、週末は、ずっと父親といっしょ。
スポーツ、大工仕事、車の整備、買い物。。。べったりです。
そして、大人の男になる「技」を教わるようです。
18歳になれば、独り立ちと言う考えが強いからでしょう。
私は、女子なのに、この育て方で大きくなりました。
週末は父と釣り、大工仕事、ハイキングなど。
だから、男世界で生きて行く技を習得したのかもしれないです。
その代わりに、アメリカの女性社会で生きて行く技がないんです。
家族の絆はなぜか、強くって、ホリデーはみんな、親戚がよって、
ワイワイしています。遠くから、飛行機にのってまで、やってきます。
嫁と姑は異様に仲がいいです。離婚してからでも。女性は団結します。
ご近所ともワイワイします。助け合います。
だから。。私からみたら、大きな違いが二つしかないです。
1.大人の間では上下関係のなさ。
2.子供とは上下関係あり。父親の男子育て。
くらいです。 ある意味、日本より、昔から変わってないんですよ。
西部劇時代と同じなんですよ~~~~。
ただ、アメリカの格差は日本では想像がつかないくらいの格差なので、
私の知っている、カリフォルニァの中流⁺ の世界と違う世界がいっぱい
あると思っていてください。
そうかー。。個人主義というより、はっきりと、実力主義なんですね。
ただ、日本の若者より、「元気」なのは、この中流+になるためには、
あきらめてられないんです。 生死の問題ですから。
そして、頑張れば、中流+ になれると信じているからです。
それが、将来の夢です!
日本は格差が少ないですが、アメリカの中流+ は
でっかい家(各自にバスルーム⁺客用)、セントラルヒーティングと冷房、
プール付き、各自(高校生も)車、常にバケーション(お船で世界旅行)、
お暇な時はボランティア活動。金曜の夜は奥様と旦那様でお出かけ。
常に、家や庭を改造。
が普通なんです。
私の友達はみんなこれです。お金持ちではありません。
ごく普通のサラリーマン中流ですよ。
これを目指して、明るい将来とみて、若者達は頑張るんです。
そうでないアメリカ社会は地獄のようだから。
(現代、この中流になるのが、どんどんと難しくなっているのです。)
もしかしたらですが、日本には、今は、夢見る将来がないのかもしれないです。
その代わりに生死の問題もない。。。
頑張る、我慢する理由を自分で見つけるのは、大変かもしれませんね。
ならば。。親として、大人として、
どんな素晴らしい将来を子供に見せてあげられるかが
大事なのではないでしょうか?
「あなたには、こんなすばらしい将来が待っているんだよ。
あなたしだいなんだよ!」って。