昨日の夜、NHKBSスペシャルで、私が最近質問していたことに、
色々な人達が答えていました。とても勉強になりました。
もし、見れたら、皆さんもぜひぜひ見てくださいね。
欲望の資本主義2024 ニッポンのカイシャと生産性の謎 - BSスペシャル - NHK
心に残ったのは、二つ:
元官僚の人の日本の雇用制度の説明:メンバーシップ型というが、もっと
詳しく言えば、IPS細胞型を目指していた(いる)そう。新卒大学生を
受入れ、一生面倒を見ると言う制度を保つためには、皆にIPS細胞に
なってもらうしかない。すなわち、なんでもできる人材。努力によって、
何でもできるようになってもらう。他国のように、専門職ではない。
これが、問題のひとつ。
経営者の人が最後に言った事:日本のシステムが変わるにはあと20-30年かかる。
IPS細胞式には、難しい受験も必要です。努力と我慢も。
この世は今恐ろしいスピードで変わろうとしています。
これを、毎日私のクラスでも討論しています。
私は決していい方向に向かっているとは思っていませんが。。
一般がどんなに努力して勉強しても、理解できないデジタル系の発明、
AIが人間の仕事を取って変わる、
専門職だけが残る、
そんな世の中に代わりつつあります。
後、15年でそれが定着するでしょう。
アメリカの大学では、ほとんどの学生が、コンピューター、医療関係、
心理療法の学科を選択しています。若い子の方が、世の中がどこに向かっているか
敏感なようです。しかし、すべての人が、コンピュータ―、医療、心理の世界で
働けるわけではないんです。
アメリカではもう、ベーシックインカムを国民に支払うしかない時代になるとも
言われています。
日本では、IPS細胞型の企業の制度を
急に専門職型に変えることはむずかしいんです。
なぜ?まず、教育システムも変えないといけないからです。
今は、もっともっと優秀なIPS細胞になってもらおうとしているのかも。。
(すごい専門家達と同じことができるようになってもらう)
それでは、ついて行けない子供達が増えてもしかたないですよね。
私は、教育システムと企業や雇用のあり方は、切っても切れない関係だと
思っています。 卵と鶏の問題のようなんです。
だからこそ、子供の教育を任されているお母さんたちに、
企業や雇用、経済の仕組み、グローバル社会について、考えてほしいんです。
しかし、日本は、先進国の中で一番女性の社会地位が低いそうです。
企業の在り方や、経済の仕組みにかかわっている女性が少ないのです。
だからこそ、もっともっと、日本の未来について、女性達に
討論してもらいたいんです。
旦那さん達とも、議論してほしいんです。
不登校やひきこもり、生きづらい、人間関係の問題、子育ての難しさ、
すべては、大きな社会の仕組みの中のことです
最近では、世界との関係にも影響されています。
切り離しては、考えられないのではないでしょうか
PS. 私は、自分なりに、世の中の動きをみて、サイドバーにずっと前から
こう書いてきましたが、皆さんの独自のリストをぜひ教えてください。
教えるべきこと:深く考える力、SDG, 多様性、民主主義、アイデアを出す方法、コミュニケーション方法/対話、世界の文化と情勢、仕事の選び方、心のケア、STEAMモノづくり。
すべてのお母さんたちが、これこそ理想の教育と言うリストを持った時に、
それを、他の人達にオープンに話せるようになった時に、
やっと、不登校も引きこもりもなくなると思いますよ