昨日は、倫理のクラスで、日本のマイナンバーについて学生にどう思うか聞きました。
なぜ、そんな話になったかと言うと、プライバシーに関する法律を学んでいたからです。
アメリカには、プライバシー全体をカバーする法律はありません。
カリフォルニアとあと2つの州には、そういう法律があります。
しかし、カリフォルニアの法律とEUの法律を比べると、EUの方がどれだけ、
プライバシーを守っているかがわかります。
たとえば、
カリフォルニアでは、
年に25MILLIONドル以上の売り上げの会社だけが、
個人データに関する法律を守らないといけないけど、
EUでは、データを集めたり、使っているすべての会社に当てはまります。
データをかってに集めない。
かってに売らない。
使い道を必ず伝える。
データを消す権利を与える。
データを治す権利を与える。
これらは、とても大事なことです。
すべての会社や組織がこれを守るようになってほしいですね。![]()
しかし、どれだけ、会社がちゃんとしていても、
ハッカーにデータを盗まれれば終わりです。![]()
インターネットの時代、簡単にデータや個人情報はあちこちに素早く広がります。
だれがもっているかもわかりません。
それを使って、犯罪をする人達も多いです。![]()
で、マイナンバーですが、
学生達は、カードを持ち歩くことに懸念を示していました。![]()
もし、なくしたり、落としたりしたら、どうなるか。。
カードを読めるのは、読む権利がある人だけとは、限りません。
犯罪者も読めるでしょう。![]()
だから、
日本の人達に、失わないように、他人に渡さないように、と言ってほしい
とのことでした。
読み取りができないケースにカードは全部入れておくべきです。
そばをとおるだけで、クレジットカードを読み取れます。
コンピューター科学の学生たちは、どれだけ簡単にハックできるか知っているので、
家につける監視カメラも危ない、
インターネットにつながっている家電も危ない、
病院の医療器具も危ない、
と知っています。
テクノロジーは「火」と同じ。
人類を豊かにしてくれるけど、
使い方を間違えたり、気を付けていないと、大変なことになります。