中国の国家環境保護総局が、長江、黄河などの国内の4大河川で、ことし1月から4月に
かけて水質検査を行ったところ、かなり広い範囲で工業用水にも使えないほどのひどい汚
染が確認されたということです。これらの河川の水は飲料水としても利用されていることか
ら、環境保護総局では汚染物質を排出しているあわせて13の市や県が管轄する工業団
地や経済開発区を公表し、汚染に改善が見られるまで新たな開発を停止させるとしてい
ます。中国の地方では、経済成長を最優先して環境を軽視する考えが根強く、中央が指
示する環境対策が必ずしも守られていないのが実情です。今回、個別企業でなく、地方
が管轄する開発計画を止めるのは異例で、汚染のまん延に対する国民の不満の矛先が、
地方だけでなく中央にも向きかねないという危機感を示しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/07/04/d20070704000026.html
中国で川の水に触れた60人以上が病院へ
安徽省の東部に流れるJindong川(Jindong River)で死んだ魚を
捕ったり洗濯物をした数時間後に、皮膚が焼けるような痛みを訴えたという。
中国では水質汚染の報告が絶えない。過去の報道によると、川や湖の7割以上が
汚染されており、9割以上の都市の地下水が汚染されているという。
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2242284/1710092
中国の環境汚染で毎年75万人が早死に 中国政府が世銀報告から削除
2007年7月5日(木)12:10
(フィナンシャル・タイムズ 2007年7月2日初出 翻訳gooニュース) リチャード・マグレガー
中国の環境汚染に関する世界銀行の報告書について、中国政府が記述の3割近くを削除させていたことが分かった。環境汚染が原因でいかに大勢が早死にしているか明らかになると、「社会が動揺する」からというのが理由という。
世界銀行が中国政府と共同で数年かけてまとめた調査報告によると、中国の大都市部を中心に、毎年75万人が環境汚染のせいで早期死亡していることが判明。原因は主に、大気汚染だという。
世銀関係者や中国政府関係者によると、この報告書の草案が完成した昨年末、中国の国家環境保護総局(SEPA)と衛生部が世銀に対し、75万人が早期死亡しているという記述の削除を求めた。
世銀調査チームの顧問らによると、中国政府は、環境汚染によって75万人が早死にしているという情報と、国内のどこで早期死亡が多発しているかを具体的に示す地図は、情報としてデリケートすぎるという理由から、削除を要請してきたという。
調査に係わった顧問のひとりはフィナンシャル・タイムズに対して「この情報は公表してはならないと、世銀は中国政府に言われた。デリケートすぎる情報で、公表すれば社会不安を引き起こしかねないと言われた」と説明した。
この報告に先立つ世銀調査によると、世界で最も環境汚染の進む20都市のうち16は中国にある。
中国政府側の調査チームをまとめた環境保護総局出身のグオ・シャオミンさんは、報告書から情報が一部削除されたのは、調査手法の信頼性について疑問が上がったからだと説明する。しかしグオさんは同時に、早死についてこのような情報が公表されれば「誤解を招きかねない」とも認めた。
「この統計結果は公表しない。報告書をあまり分厚くしたくなかった」とグオ氏は取材に対して話した。
内容を削られた世銀報告「中国環境汚染のコスト(Cost of Pollution in China)」はまだ正式発表されていない。しかしインターネットでダウンロードできる抜粋版は3月に北京で開催された「持続可能な発展」をめぐる国際会議で公表された。
この抜粋版からは、中国都市部の大気汚染によって毎年35万~40万人が早死にしているという調査結果が削除されている。さらに、屋内の汚れた空気が原因で毎年30万人が早死にしていると調査担当者らは言う。しかしこの件については、調査を委託した中国政府の目的から外れているため、内容についての議論はほとんど報告書に含まれていない。
これに加えて、水質汚染が原因とみられる早期死亡は6万人に上るという。このほとんどは農村部で、劣悪な水質による激しい下痢や、胃・肝臓・ぼうこうなどのガンで死亡しているケースが多いという。
調査チーム関係者らによると、世銀はこの早期死亡に関するデータを「不承不承に」削除することにしたという。
環境保護総局と衛生部はともに、取材に対してコメントを拒否。世銀によると、中国政府は報告書の内容を精査している段階だという。
世銀広報官は「3月の会議で発表した報告書の抜粋版は、まだ議論している途中の一部情報を掲載していない」と説明。調査結果は近く、複数の報告書という形で公表される予定だという。
7月5日17時24分配信 Record China
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2007年7月3日、北京市衛生局のWEBサイトは、同市で販売されていた中国製の粉ミルク・米粉(ビーフン)の7%から腸内細菌が発見されたと伝えた。
北京市疾病コントロールセンターは乳幼児用食品のサンプル調査を行った。国内企業30社58点の粉ミルクと51点の米粉を検査したところ、粉ミルク3点、米粉4点からエンテロベクター・サカザキと呼ばれる細菌が発見されたという。【 その他の写真はこちら 】 エンテロバクター・サカザキ菌は乳幼児の髄炎や腸炎の原因となる大腸菌で、感染した幼児の死亡率は20~50%と極めて高率。死亡しなかった場合も神経障害などの重い合併症を誘発する危険が指摘されている。(翻訳・編集/KT) |
