私にはツーリングに誘って下さるツーリングリーダーさんが2人居ます。

 

それまでソロツーリングがほとんどだったのが

別々のルートで二人のライダーさんと知り合ってマスツーリングに誘われるようになったのが2019年。

翌年からはコロナで、再びソロツーリングが多くなった

 

先日そのうちのひとつのリーダーさんから久しぶりマスツーリングに誘われた。

このリーダーさんは山道を走ることが好きなので、基本くねくねとカーブの多い山道を走る。

 

この日集まったのは6名で、その中で1番ヘタクソな私はベテランライダーさんにはさまれて3番目あたりを走ることが多い。

排気量ではこの日上から二番目のバイクなのに確実に遅れをとるという汗

私に合わせてゆっくり走ってくれる皆さんに心の中で申し訳なさを感じながら走る

 

遅れる大きな理由は「カーブを曲がることが下手だから」

 

バイクに乗り始めたころは自転車と同じ感覚でハンドルで曲がってた滝汗

次にラインどりを気にするようになり(いわゆるアウトインアウト)

昨年、教習所の教官の方がバイクの乗り方解説した動画で勉強して

シートで体重移動をすることでバイクを傾けると、自動的にバイクが傾いた方に曲がっていくことを学ぶ(遅いあせる

 

私の前を走っていたライダーさんが、休憩ポイントで

「カーブの曲がり方」を地面にラインを書いてライター使って説明してくれた。

ラインどりのことからブレーキやアクセルのタイミングから何から。

そして片方の手でバイクに見立てたライターを動かしながら、

もう片方の手でカーブの先を指して

 

「この先がみえてくるから」

 

「カーブを曲がるときは視線を先へ向けて」でもなく

「カーブの出口をみて」でもなく

 

「この先が見えてくるから」

 

香房 ゆず夢cafeさんのネギ鶏カレー

次はピザをいただきたい💓

 

 

この後の運転でカーブに差し掛かった時

 

これまでは頭で「ここで減速して」「ラインはこうで」「体重移動でバイクを倒して」

とカーブを曲がるたびに思考していた頭は静かになり

 

「あのカーブの先には何が見えるんだろう?」ってワクワクしながらカーブの先の見えない道を想像すると

身体が自然にカーブに合わせて、減速しラインどりと体重移動してバイクを倒してくれる。

 

教えてくれたライダーさんからも後ろを走っていたライダーさんからも

カーブの曲がり方がきれいになったと。

 

先月、私は普通二輪免許をとってバイクに乗って10年目を迎えた。

私へのプレゼント。

 

視点を前に。「この先が見えてくる」から。