こちらの記事に
「バイクで北海道をツーリングしたい」
とワクワクとした気持ちでガイドブックをみていた中学生の私。
高校のときに自動二輪小型免許、
そして数年前に自動二輪普通免許を取得
同時に250ccのバイクを購入
自動二輪普通免許を取得したころのお話。
この時の職場に若いころバイクに乗っていたという同僚がいました。
当時流行ったトップガンのトム・クルーズの真似をしに沖縄の米軍基地までいったことや
新幹線とスピードを競い合ったこと(ダメです)
仕事の休憩中に目をキラキラ輝かせて語るその話に、同僚のワクワクした気持ちが私にも伝わってきて
自分の中に眠っていた「バイクに乗りたい」気持ちに火をつけました。
今振り返ればちょうど人生の転換期にあった時期。
私は自動普通二輪の免許を取る決意をしました。
免許を取得のために教習場に通おうとしたとき
同僚が「渡したいものがある」といくつか荷物を持ってきました
それは同僚がいつか再びバイクに乗る日のために手入れをして大切に保管していた
バイクで使うタンクバックやレインスーツ…
そして「牛革のグローブ」
今はほとんどみかけないオリーブグリーン色のその手袋は、程よく使い込まれていて柔らかく肌触りもよいものでした。
革製品の良さを知ったのはこのグローブからです。
この時のグローブは、乗ってしばらくして転倒して掌の部分が破れてしまったので
それでもしつこく使っていましたが
どうしようもなく。
今は新しい革製品のグローブを購入して使用しています。
同じ色を探したけど今はどこも扱っていなくて。別の色。
革製品の原点がこのグローブなので、
シンプルで手触りがよく、手入れで経年変化を楽しめるものが好みです(*^^*)
とはいえ、手入れをすることを知ったのはこれよりずっと後になりますが^^;
このグローブから革製品の肌触りが好きになり、今は手で触ることの多いペンケースや普段使いのお財布も革製品にしています。
同僚が大切に保管していたバイク用品を受け取った時、同僚の「この人生で再びバイクに乗ることはしない」強い決意を感じました。
色々あってその同僚と連絡を取ることは今生ではないだろうけど。
バイクと革製品への同僚の思いが私の中に今も在る。
同僚の置いていった夢の続きを私は生きている