おはようございます。
ひたすら毎朝5時にブログをアップする税理士(笑)横田です!
先日のブログで成功者像についてお話ししましたが、今朝はなかでも外面についてもう
少し突っ込んでお話ししていこうとおもいます。
まだ、日本がそれほど豊かではなかった時代には、外面を磨くまで気を配れるのは社会的にも
少数派のある程度裕福な層でした。
さらに話し方、表情、身振り手振りにまで気を配るということまでは、多くの人は気が
回らなかったし、かえって否定的に捉えられてる様子もありました。
「巧言令色鮮し仁」(論語:言葉巧みに表情を取りつくろって人に気に入られようとする者は
仁の心が欠けている)という言葉が残ってることからも、
私の感覚では80年代の半ばまではおおっぴらに外面重視、とは言えないような雰囲気が
ありました。
しかし、こういうお話をどこかのセミナーや自己啓発本で見聞きしたことありませんか。
表情が六割、話し方が三割、話す内容が一割。
だから、中身も大事ですがまず見た目。
なにを話すか、よりもいかに話すか、の方が大事。
アメリカ人心理学者メラビアンの『対人態度の決定因の研究』によると、
人が好印象だと感じる要因の9割が外面だという研究結果があります。
つまり、話手としての表情、身振り手振り、もちろん身だしなみにより気を配るべきだ
ということを伝えています。
この考え方は2005年に「人は見た目が9割」(新潮新書)という秀逸なタイトルの本が
バカ売れしたことによって、より一般化されたように思います。
その後「女も見た目が9割」とか「女は見た目が10割」というタイトルの本が柳の下の
ドジョウ狙いも出ています。
もともとメラビアン氏の研究は、「視覚」「聴覚」「言語」でそれぞれ違う情報を得た場合
人はどの情報を優先するのか、という研究だったようです。
ところが「人に好印象を与えるのに言葉の持つ力は1割、あとは見た目」というふうに半ば
誤って伝わってしまいました。
そしていつしか時代の空気は”メラビアン氏の研究とは関係なく”内面よりもそれを包む外面を
まずは重視する時代になっていきました。
今や、この国ではアメリカの心理学者の一研究が誤って伝播するほどに「まずは外面」という
考え方が受け入れられるようになって来たと思います。
つまり時代は、「男は顔じゃない、心だ」「女は顔じゃない、性格だ」ではなく、
「ぶっちゃけ、見た目じゃね?」(ここはぜひキムタク口調で)、になっていった。
もう外面に言い訳の出来ない時代になったのです。
それではまた続きは明朝5時に。
今日も頑張っていきましょう!