2012年4月17日、今季初対決ナゴヤドームのドラゴンズ対ジャイアンツ戦、
試合は大詰め9回裏ツーアウト満塁、スコアは3対3の同点。
この大チャンスに高木監督は、今季より古巣に戻った山崎を代打で起用しました。
先発でここまで踏ん張ってきた昨年の新人王ジャイアンツの沢村、
抑えることができるでしょうか?
それとも2007年パ・リーグのホームラン,打点2冠王の山崎がセ・リーグ復帰を自らのバットで
祝うことができるのか。
沢村、第一球投げました。
山崎打った、大~きい!入るか入るか、入りました。
サヨナラ満塁ホームラン、サヨナラ満塁ホームランです(アナウンサー、絶叫)
今季ジャイアンツとの初対決、 7対3でドラゴンズが見事にサヨナラ勝ちです
(アナウンサー、涙で絶叫からのフェイドアウト... )
もうすぐ、今年のペナントレースも開幕、ドラゴンズファンの私としてはうれしい話です。
なんとか正夢にならないでしょうか(笑)
でも、次のように感じたことはありませんか?
「今日はあと1点でよかったよな。余分な3点を明日の試合に繰り越せないものかな。」
たぶん試合後のナゴヤドーム近辺での居酒屋ではこんな会話が繰り広げられているはずです。
もちろんプロ野球にそんなルールはないので無理な話ですが、
どこかもったいない気分、っていうのはおわかりいただけますよね(笑)。
これと同じような感覚が、税務においてもあります。
一定の要件をみたす住宅を銀行等で借入をして購入した場合、
借入金の年末残高の1%の税額控除が受けられます。
これを住宅借入金等特別控除といいます。
通常「~控除」とよばれるものは所得金額から税額控除金額を引いて所得金額を低くする、
そして間接的に税額を低くするものが多いのですが、この住宅借入金等特別控除は税額から
直接控除する税額控除なので、とても大きな効果が得られます。
例えば、年末の借入残高が3,000万円であれば、30万円の税額控除が受けられます。
月額にならしたとすると、毎月25,000円収入が増えたのと同じ効果になるわけです。
その場合、住宅借入金等特別控除を引く前の税額が10万円だとしたらどうでしょうか?
納税額は10万円-30万円で、0になります。
まだ、制度上はあと20万円控除できるのですが、控除する税金がありません。
逆に税務署がお金をくれる、なんてことももちろんないんです(笑)。
どこか損をした気分ですが仕方がありません。
これを「もったいない」「悔しい」と思ったなら、
それを解消する方法は1つしかありません。
それは、頑張って所得を上げて、引ききれない分をなくしてしまう、ことです。
かつて全額使えなかった税額控除を、使い切ってもあまりあるようなゴツイ所得が得られるように、
努力し達成する。
損した気分に対して、きっちりおとしまえをつけましょう!
それでは明朝5時にお会いしましょう。