安愚楽(あぐら)牧場(本社・栃木県)は
出資者から繁殖用の黒毛和牛の飼育の委託を受け、
生まれた子牛を買い取る「和牛オーナー制度」を運営していますが
経営悪化を理由に、
全国約3万人のオーナーやえさの仕入れ先などへの支払いを止めていることがわかりました。
東京電力福島第一原発の事故の影響で、
牛肉の消費や価格が急落したことが原因としています。
東京商工リサーチによると、3月時点の負債額は619億円。
「原発事故後にオーナー契約の解除が急増。
和牛の価格下落が著しく、子牛の販売額も半値以下に」
「東電への損害賠償請求についても弁護士と相談中」とのことです。