ブログネタ:どんなときに幸せを感じる?
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幸せの形は各人各様である。俺の幸せは、観たい映画が観られる時かな。俺の好物は1960年代後半から80年代前半に公開された映画である。
獲物をもとめて、各地の名画座系シアターや京橋のフィルムセンターに頻繁に通っていた時期もあった。
最近は旧作が続々とDVD化されるので〔追跡屋〕の俺としては、大いに助かっている。まったく良い時代になったものだ。自宅でゆっくり楽しめるところが良い。名画座が有している独特の雰囲気には、今も魅力を感じている。やはり映画は劇場の大スクリーンで観たいとも思っている。
思ってはいるのだが、作品によっては、保存状態が芳しくないものがある。専門的なことはよくわからないが、フィルムの劣化が激しいのだろう。画面はボロボロ、台詞はズタズタ。場面はぴょんぴょん飛ぶわ、登場人物は何を言ってるかわからないわ、いくらなんでもあれは酷過ぎる。
はっきり言って、銭の取れる水準ではない。内容の把握そのものが困難である。面白いとか、面白くないとか、判断の仕様がない。それ以前の問題である。仕様がないから、ブログの素材にもならない。感想文も書けない。
こちらは期待を膨らませながら劇場に向かっている。期待は無惨にぶっ壊され、現実との落差に愕然となる。何回かそういう経験をすると、だんだん劇場に行くのが億劫…と云うか、イヤになってくる。あれに時間や金子を費やすぐらいなら、誰だって―画像も音声も格段に鮮明な―DVD視聴を選びますよ。俺の言ってる(書いてる)こと、間違ってますかね?
そんなわけで、名画座から足が遠のいてしまっている。現実的な意見ではないかも知れないが、劣化が激しい場合は、そのことをチラシやポスターに明記した上で上映してもらいたい。そうすれば、観る側も覚悟ができる。
俺はやったこともないし、見たこともないが、怒り出す客が現われても不思議ではない。事前に断っておけば、トラブルも減る。劇場には明記する勇気を持って欲しい。失った信用を取り戻すのは大変だし、二度と来なくなる可能性もある。それでも構わないなら、俺も構わない。何も言いません。
映画ではないが、今年は待望の『警視-K』が観られたのが、最大の収穫だった。勝新太郎が主演・脚本・演出を担当。縦横無尽、大車輪の活躍を繰り広げた作品である。実験精神あふれる異色の刑事ドラマ。野心的な内容が、当時の視聴者には受け入れられなかったみたいだが、名作傑作であっても「ヒットするとは限らない…」のは、映画もドラマも同じなのだ。
結局、同番組は1クール(13話)の短命で終了してしまったが、ドラマではなく映画だと思えば、10時間近い大作ということになる。映画として観て欲しいドラマだし、クオリティに関しては、そこらの劇場作品に引けはとらぬ。いや、完全に凌駕している。これも、カツシン人脈なのだろうか、緒形拳、岸田森、原田芳雄、石橋蓮司、原田美枝子など、客演の顔触れも豪華である。