ブログネタ:下半期の目標
参加中待ち受け画面用の写真を何枚か撮った後、俺は山頂を出発した。陣馬山の次は相模湖である。第二目的地に向かう前に無事下山しなければならない。登りに比べると、下りは楽であった。途中、木造の簡易売店が俺の視界に現れた。なかなかの好位置である。こういう場所に〔茶屋〕があると、なんだかホッとする。旅人側からすると誠にありがたい存在なのだが、残念ながら、その日は営業していなかった。周りには、休憩中のグループが何組か見られた。
俺は店の前を通り過ぎると、先を急いだ。登山のゴールは与瀬神社になる。神社の階段(※かなり急である。転ばないように注意しよう)を下って、線路沿いに少し歩くと、相模湖駅に着く。湖は近い。
相模湖に訪れるのは今回が2度目である。なめらかな湖面が俺の眼前に広がっていた。喉の渇きを覚えた俺は、湖岸に佇むカフェに入った。客は俺とおっさん二人組のみであった。休日にしては、ちょっと寂しい気もする。俺なんかはいいところだと思うけどねえ。最近は遊ぶ場所が沢山あるから、そちらに客が流れているのかも知れない。まあ、あんまり騒がしくても困りますけどね。俺は露台風の席に陣取ると、レモンスカッシュを注文した。ビールでも良かったのだが、酔っ払った挙句に湖に落ちたりすると、とんだ恥さらしになるので、飲酒は断念した。恥さらし程度で済めばいいが、最悪の場合、死んじまう可能性だってある。アルコールとは上手につき合わないと、命取りになりかねない。半廃人の俺だけど、もう少し生きていたい。
湖上では、撮影のようなものが行われていた。好奇心と言うか、野次馬根性旺盛な俺は、無意識的にそちらへ歩き出していた。最初は映画の撮影じゃないか?などと、勝手にドキドキしていたのだが、実際はコマーシャルの撮影であった。警備員のおじさんが教えてくれたのである。なんでも、3日間貸切りで撮るのだそうだ。
湖上には、2艘のボートが浮かんでおり、各舟に出演者が乗り込んでいた。俳優だろうか、モデルだろうか。俺の立っている場所からは、表情も見えないし、顔そのものが見えない。仮に視認できたとしても、芸能界事情に疎い俺には、人物の特定は難しかっただろう。まさか、仲代(達矢)さんや山崎(努)さんではあるまい。服装から判断して、若い人だと思われた。監督の指示に従って、彼らは動くわけだが、何をしようとしているのか、どういう内容のコマーシャルを撮っているのか、俺にはさっぱりわからなかった。
久々の山登り+湖散策を経て、身も心もリフレッシュした…と言いたいところだが、後日、酷い疲労に悩まされることになる。四十路を目前に控えているとは言え、体力の衰えに愕然となった。だが、愕然としてばかりもいられないので、一日数キロのウォーキングと入浴前の腕立て伏せを自分に課した。今のところ続いている。続けることが重要なのだ。効果は徐々に出始めている。下半期もやります。(了)