ブログネタ:暑いと飲みたくなるもの
参加中暑いと飲みたくなる…と言うか、試してみたくなるのが〔スイカのウォトカ割り〕である。池田満寿夫の随筆集『男の手料理』(中公文庫)の中で紹介されているカクテルである。パリの友人が出してくれたもの。
作り方は実に簡単だ。タンブラーに氷片とスイカを数切れ入れて、上からウォトカ(ウオッカ)を注げば完成である。これならば、俺にでもできそうな気がしてくる。アフリカ原産のスイカとロシア特産の蒸留酒(※)の組み合わせが面白い。
〔スイカのウォトカ割り〕は、もしかすると、満寿夫さんの友達のオリジナルかも知れない。バーで頼んでも「そんなのはありません」なんて言われてしまうかも知れない。この駄文を書く前に手元の指南書を調べてみたのだが〔スイカのウォトカ割り〕なるものは載っていなかった。
スイカのカクテルそのものは三種類掲載されているのだが、どれもリキュールベースのカクテルなのである。液体の宝石―とも呼ばれるリキュールはスイカと相性が良いようだ。こちらの三カクテルも美味しそうではあるが、他の材料も要るし、シェーカーを振らなくてはならないから、素人には無理である。少なくとも、俺には無理である。
〔アバンチュール〕〔ロング・バケーション〕〔ドゥスール〕の三大スイカは、いずれも複雑だ。自力でやれそうなのは〔スイカのウォトカ割り〕にいよいよ絞られてくるくるわけだが、今のところ、作る機会にも、飲む機会にも恵まれていない。二杯か、三杯ぐらいしか飲まないカクテルのためにスイカを丸々潰すのは、いささか抵抗を覚えるからである。チャンスが巡ってくるのを待つしかない。切り身のスイカなんてのは売ってるのかな?
ウオッカベースのカクテルと言えば〔スクリュードライバー〕が有名である。ウオッカをオレンジ・ジュースで割ったもの。初心者でも気軽に楽しめるカクテルだ。暑気払いに冷たいビールもいいけれど、毎日ビールじゃ、さすがに飽きてくる。たまには趣向を変えてみたい。マドラーの代わりに螺子回し(スクリュードライバー)を使ったのが、命名の由来とか…。
※発祥地はロシアということになっているが、ポーランド説もあるらしい。