「運命の水無月」が目前に迫っている。どういうシナリオが用意されているのか未だにわからないが、あれこれ想像するのも、だんだん飽きてきた。弥生で退職した仲間もいれば、俺みたいに契約が3ヶ月間延長になった者もいる。同じ会社に所属していても、職種によって扱いが違うのが不思議である。
大本営が「経費削減―口減らし」を本気で考えているならば、俺も「弥生組」同様、水無月いっぱいでお払い箱になる可能性が高い。文月早々から「自分探し」ならぬ「職探しの旅」に出なければならないだろう。その際の軍資金にしようと、今年のゴールデンウィークは働きに働いた。流石に遊んでいられる状況ではない事を悟ったのである。こんなに働くのは、生涯初めてじゃないかな。と言っても「許される範囲内」でしか働けないのだが…。
昭和の日と憲法記念日、そして、振替休日(5月6日)の計3日を労働に費やした。自由に使えるのは、みどりの日とこどもの日の2日だけであった。みどりの日は、朝5時に起きて、葉山へ向かった。ここ数年の恒例行事となっている「植樹祭の準備」に加勢する為である。昨年までの俺ならば、4日5日と泊り込み、イベント当日となる6日を迎えていた筈だが、今年は4日のみの参加にしてもらった。
もしかすると、今回がラスト・ミッションになるかも知れない。野良仕事は嫌いではないし、作業後の酒盛りも楽しみだが、土日が潰される生活に突入した場合、応援に駆けつける余裕は―精神的にも肉体的にも―残されていないだろう。
収入が上がるどころか下がる一方の貧民層には、なんやらミクスは恐怖の対象でしかない。増税と物価上昇という二大爆弾が同時に襲ってきたら、ちっぽけな暮らしなど、根底から破壊されてしまう。小の虫を殺して、大の虫を生かすのが政治というものらしいが、小の虫にだって、命もあれば魂もある事を忘れないで欲しいな。