『狙い撃ち作戦』が始まってから、映画を丁寧に観るようになった。観たい映画を自由に観られる権利を得たのだから、これからはじっくり腰を据えて、各作品に接したいと考えている。もう、慌てなくても良いのだ。勿論、賃借期間という制限はあるけれど…。最低でも、二回観る。最初は純粋に映画を味わい、次からは、感想文を書く為に観る。物語や字幕を追いかける必要がなくなるので、映像や構図や人物配置など、細かい部分にも眼が届くようになる。初回にはわからなかった布石や伏線が、何処に仕掛けてあるのかを発見するのも、再鑑賞の目的のひとつである。


台詞の意味も二順目になると、流石に理解度が増す。聞き違いや勘違いなども、この際に修正が行われる。DVDに音声解説が装備されていると、再鑑賞が一層楽しくなる。監督や出演者の談話は実に興味深い。DVDならではの特殊機能である。これを使わない手はあるまい。映画制作の裏側に触れられる貴重な機会だし、研究分析の際に大いに役立つ。時には「本篇より解説の方が面白い」という逆転現象が起こったりもする。俺としては、全てのDVDに音声解説を付けてもらいたいのだが、予算の関係だろうか、時間の問題だろうか、中々そうはゆかないようである。