皆様こんにちは、又はこんばんは。

昨年「祝・P5a製品化」の題名で記事を上げました。
クリスマスシーズンに発売予定でしたが、この度やっと発売されましたので記事にする事が出来ました。
…元々ゴム紐の様に延期する上に、例の流行り病による景気低迷と海上交通の逼迫などがありましたから。

…まあ、ご笑覧下さい。
ケース
…紙箱だったり(M1a.b)大きいプラ箱だったり(Centipede)、長いプラ箱だったり(T1)と一定ではありません。試行錯誤しているかもしれません。

中身
…箱形(Boxcab)の電気機関車が出て来ました。
これが「P5a」です。

「ペンシルバニア鉄道・P5a形電気機関車」
…P5aは1931年から1935年(昭和5~10年)迄に92輛が製造された、ペンシルバニア鉄道(以下PRR)の電気機関車です。
ニューヨーク~フィラデルフィア~ワシントン間の 「北東回廊」線の電化に合わせて導入されました。
当初は旅客輸送を想定していましたが、GG1形電機の増備により貨物用になりました。
後期に製造された28輛は衝突事故による機関士の苦情を受け、車体を流線型に再設計、さらに運転室を中央に変更した為「Modifed(Mod)」と称されました。
1965(昭和40)年4月に引退、プロトタイプの4700号車のみがセントルイスの交通博物館に現存しています。

模型はブロードウェイリミテッドインポーツ(BLI)が製品化しました。

線路に載せ、パンタグラフを上げました(交流機なので普段は片側だけです)。


足回り(上・先台車、下・動輪)
…PRRでは車輪配置4-6-4(動軸配置2-C-2・通称ハドソン)の機関車はこの型式のみです。
模型では中央の動輪はフランジレスになっています。
(余談)
国鉄のEF57形(53かも?)電機ですが、米占領軍の兵士の中にいた鉄道ファンからは
「下回りがGG1、上回りがP5a」と呼ばれていた…との事。


重連運転
…貨物用になってからは単機で運転している写真はあまり見ず、重連…それも3重連での営業運転ばかりです。

デッキ
…狭いです。
先に紹介したのは後期(1940年代から引退まで)の塗装パターンです。
ここからは…

旅客用から貨物用に転用された当初の塗装仕様(1930年代後半から40年代)

貨物用になってからの標準的な運用(3重連)。
…輸入代行先に発注する前は3輛共後期仕様にするつもりでしたが、変化を付ける為に色違いを入れた次第です(旅客仕様も欲しかったが見送り
)。

…ここまでご覧頂き有難うございました。
では又。