飛び地 part1 | お気楽市民ランナーの! ネコとマラソンと食事♪…ときどき温泉

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平凡なファンランナールミナス7の日常を、マラソンネタを中心にネコ、ラーメン、ゴルフ、お酒、映画などの話題を雑多におりまぜながらのんびり綴っていきま~す !(^^)!

 

 

不要不急の外出自粛が求められるこのご時世ですが、『机上の空想想像』ならどこへでも出かけられますクラッカー

 

 

 

ちょっとローカルな話題になりますが…。

 

 

 

以前から気になっていた、仙台市に存在する、とある『飛び地』について少し調べてみましたニコニコ

 

 

 

 

それは、東北本線で『仙台駅』の1つ南に位置する『長町(ながまち)』。

 

※赤線の内側が長町。

 

 

 

かつて江戸時代には仙台城に最も近い宿場町があった場所です。

 

 

 

ところがグーグルマップで『長町』と検索し、少し引いて見ると…下矢印

 

 

 

 

 

 

なんとっぎくっ

 

 

北西方向にもう1ヶ所、『長町』エリアがあるではないですかびっくり

 

 

 

クローズアップしてみると下矢印

 

 

 

 

『八木山動物公園』や『八木山ベニーランド』がある辺り。

 

 

「えはてなマーク ここって、その名の通り『八木山』なんじゃ…はてな 黒猫

 

 

仙台に土地勘のある方はそう思ったのでは?

 

 

 

確かに、「八木山動物公園」の住所を見ると…下矢印

 

 

 

 

『八木山本町』となっていますが、

 

 

お隣の遊園地「八木山ベニーランド」は…下矢印

 

 

 

『長町 越路』となっています。

 

 

 

 

動物園の背後、北側にある「竜ノ口渓谷」付近やベニーランドの敷地を経て広瀬川に至るまで、結構広い範囲がじつは『長町』。

 

 

 

 

長町駅から約6kmほども離れたこの地域がなぜ『長町』なのか、紐解いていくと…想像

 

 

 

 

八木山側の『長町』の辺りは、もともとは『平岡村』。

 

 

 

明治7年(1874)、長町宿と当時の根岸村、そして平岡村が合併し、『長町村』が誕生します。

 

 

※ざっくり言うとこんな感じはてなマーク

 

 

 

 

明治22年(1889)、『長町村』は『郡山村』そして仙台区の一部だった『宮沢』を編入して一旦『茂ケ崎村』に。

 

 

(※『茂ケ崎』は町名として一部残っていますね。)

 

 

 

大正4年(1915)、町制が施行され『長町』へと改称。

 

 

昭和3年(1928)、宮城郡原町とともに仙台市に編入、『仙台市長町(大字)』となりました。

 

 

 

ちなみに、『八木山』という地名の由来となった八木久兵衛翁が、この地に「八木山野球場」を作ったのが昭和4年。

 

 

 

なので当時はまだこの一帯は『八木山』ではなく『仙台市長町』でした。

 

 

※1928年ごろの地図。左上のほうに「野球場」の文字が見えます。まだ周りはただの山。

 

 

 

 

 

 

昭和30年代後半から八木山に次々と新しい団地が造成されはじめ、それぞれが新しい住所となって独立していきます。

 

 

 

※現在の地図。地名が細かく分かれています。

 

 

 

 

 

地形の険しい動物公園周辺は団地としては開発されなかったため、昭和30年以前の古い地番が残り、その結果取り残される形で『長町』の飛び地となったようです。

 

※竜ノ口渓谷(赤い線が細かくうねっている辺り)は仙台城の防御の1つとして伊達政宗も利用していました。

 

 

 

 

 

一見不思議に思える立地も、こうして歴史を紐解いてみるとその理由に納得、面白いものです照れ

 

 

 

 

 

 

あっそういえば、局地的な『飛び地』がもう1つ。

 

 

 

 

 

向山4丁目にある『長町ラーメン』年越しそば ピグ 黒用

 

 

 

これはJR長町駅近くにあった店舗が移転してきたのでした~&てへ

 

 

 

気が向いたらpart2以降もいずれ書くかも~にやり