仙台市南部に位置する名取平野
よく見るとそこにペロっと突き出している丘陵があります。
名取市西部の高館丘陵から突き出した愛島(めでしま)丘陵です。
舌のような形をしていることから、『舌状台地(ぜつじょうだいち)』と呼ばれているもの
舌状台地は他に秋田県の鹿角や東京の武蔵野台地などがあります。
その愛島丘陵の東端
直線的な形状をしています。
縄文時代はこのあたりまで太平洋が入り込んでいて、波によって浸食された『海食崖』の名残りだそう。
実際この丘陵上にはいくつもの貝塚が存在しています
また、その近くには東北最大規模の前方後円墳、『雷神山(らいじんやま)古墳』を始めとしていくつもの古墳群が存在。
東北本線や国道4号仙台バイパスはこの丘陵を迂回する形で通っているんですね。
こうしてはるか太古の昔に想いを馳せるのも楽しいものです