本日のディナーは平塚のお店で勉強させて頂きました、週の半分はこちらのお店のお世話になっています。

開店して間もなく、釣り帰りのお客様がクーラーボックスごと魚を持って来てくれ ました。
「みんなで食べて」
と言ってくれましたが板前さんは忙しいので、従業員のみんなの為に吾輩が捌かせて頂きました。


ハナダイの姿造りです。


突然のことでしたがこれは嬉しかったですね。

お客様に提供する魚を捌く緊張感とまた違い、身近な人に食べて貰うという嬉しさがあります。

たまたま包丁を持参していなくて、久々に家庭用の包丁で捌いたのも妙に心が弾みました。

まるで家族に振る舞うような気持ちで楽しく裁くことが出来、もうこんな経験はないだろうと思うと本当にいい思い出になりました。

そしてこの気持ちは、将来自分で食堂を開いた時にも忘れてはいけないことでもあると感じもしました。

 様々なことを考えて結論に辿り着ける人間ではない吾輩にとって、大事な経験をさせて頂きました。
それはプロであるとかないとか以前に…
料理をするということに対しての基本の基本にあるべき心構えというか、気持ちの在り方なのでしょう。


日々勉強、日々修行ですね。



はい、左様なり♪