中尊寺金色堂展 予習 | big_boy_baby_boyのブログ

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約100年にわたって奥州藤原氏の三代(清衡、基衡、秀衡)が築き上げた平泉の仏教美術。この三人の遺体が今も中尊寺金色堂に眠るという事実を知り、衝撃的だった。伝承では、基衡と秀衡の位置が逆だったことが調査で確認されている。それぞれ中央壇(初代清衡)、西南壇(二代基衡)、西北壇(三代秀衡)は同時に完成したのではなく、約30年ごとに制作されている。

 

900年という時間、金色堂は、当初材の9割が現存しているという点で珍しい。

 

争いのない理想的な仏国土をと、平泉に町が築き上げられた。敵味方の区別なく、戦没者たちを弔う。

 

何も知らなかった中尊寺の歴史。特別展で楽しみなのは、巨大モニターで金色堂が実物大で映し出される。8KCGという技術が使われており、普段は保護ガラスの外からしか拝観できない金色堂に近づくことが出来る。

 

NHK日曜美術館という番組で、レンプラントの絵でこの技術を使用し、門外不出の貴重な絵に近づいた。現地(オランダ)の美術館でも近づくことは出来ない。解説者たちは皆、「凄い」と言って、言葉が続かなかった。そんな感動を金色堂の特別展で味わってみたい。