NUFCのアカデミーが"赤い彗星"と対戦!! | Purely Belter

NUFCのアカデミーが"赤い彗星"と対戦!!

ニューカッスルのアカデミーが、今月27日から北アイルランドで開催される「デールファーム・ミルクカップ」で、日本の高校サッカーで屈指の実力を誇る東福岡高校サッカー部と対戦することが決まりました。


■若手選手の登竜門、それがミルクカップ

1983年から開催されているミルクカップ。U-17のクラブチームが参加するプレミア部門、U-14のクラブチームが参加するジュニア部門、U-19の代表チームが参加するエリート部門に分かれて大会が行われます。

大会にはヨーロッパのみならず、南米・北中米、さらにはアジアやアフリカのチームが参加しています。過去には元ウェールズ代表MFライアン・ギグス、イングランド代表FWウェイン・ルーニー、スペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツといった選手がこの大会に出場し、スター選手への第一歩を踏み出しました。日本代表FW宮市亮選手も出場しています。まさに、若手選手の登竜門なのです。

■1989年大会以来の優勝を狙うNUFCアカデミー
ニューカッスルのアカデミーは、今大会でプレミア部門に参加します。チームはこれまで多くの有名選手を輩出しており、古くは元イングランド代表MFポール・ガスコインやピーター・ベアズリー、近年でもイングランド代表GKフレイザー・フォースターやFWアンディ・キャロル、AFCアジアカップ2015決勝でゴールを決めたオーストラリア代表FWジェームズ・トロイージらがプレーしてきました。

そんなニューカッスルのアカデミーは、ミルクカップにおいても素晴らしい成績を残しています。1985年大会と1989年大会にプレミア部門で優勝、1986年大会と2012年大会はプレミア部門で準優勝しています。優勝回数2回は、マンチェスター・ユナイテッドの6回に次ぐ数字です。今大会に臨むチームには、U16スコットランド代表にも選出されているMFマッケンジー・ヒーニーとFWオーウェン・ガラハーがおり、デイヴ・ワトソン監督の下、26年ぶりの優勝を目指すことが出来そうです。

チームは、27日に東福岡高校サッカー部(日本)、28日にライト・トゥ・ドリーム(ガーナ)、29日にカウンティ・タイロン(北アイルランド)と試合を行い、上位4位に入れば準決勝に進出します。過去のデータを見ると、ベスト4に進出するには3戦全勝或いは得失点差に余裕を持っての2勝1分が必要です。いずれも難しい相手との試合ですが、特に初戦の東福岡高校との試合がキーとなりそうですね。

■個人的に楽しみな"赤い彗星"との対戦
ニューカッスルと初戦で顔を合わせる東福岡高校。高校サッカーの舞台で輝かしい実績を残し、多くの日本代表選手を輩出してきました。近年でもその強さは素晴らしく、昨年は全国高校総体を制し、全国高校サッカー選手権大会では3回戦まで進みました。今年も高校総体出場を決め、U18世代のナンバー1を決める高円宮杯U-18プレミアリーWESTでは10チーム中4位となっています。

福岡出身の僕にとって、東福岡高校がニューカッスルのアカデミーと試合をするのは非常に楽しみ。福岡県には強豪サッカー部が多くありますが、東福岡高校はサッカー少年にとって憧れの存在です。チームは8月4日から高校総体を戦うため、どのようなメンバー構成になるかは分かりませんが、出場する選手たちにとっては貴重な経験となるでしょう。東福岡と言えば、強力なサイド攻撃が印象的です。その強さを世界に知らしめることが出来るのか…ニューカッスル戦以外でその実力を発揮してほしいですね!!


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