あー、じゃあいいわっ

 

 

 

 

 

 

 

そう言って電話をぶち切りました

 

 

 

 

 

 

 

やっぱり

そーゆーやつでした

 

何だ?こいつ?

人として最低

 

 

 

 

 

 

あの時の

驚きと

怒りと

情けなさと

失望と

心細さと

恐怖と…

 

 

 

うーん

この時のことは

厳重に閉じ込めていたようで

今感情がひどく蘇ることはなく

淡々といられますが

 

 

 

 

 

 

ひどいね

ありえん

今思い返しても

 

 

 

 

 

 

今日、何にもすることないよね?

 

アホかぁーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果が出るまでの間

あれこれと悪い方に考え始めて

止まらなくなってしまう思考

 

 

 

怖いのです

心細いのです

だから

そばにいて欲しいのです

 

 

 

 

 

 

 

 

これって

そんなこといちいち言わなくても

当然わかってくれるよね⁉︎

ということなのですが、私としてみたら

 

 

 

 

でも 宇宙人、夫にはわからないようです

 

 

 

 

 

 

 

その日遅く

とりあえず夫は泊まりはやめて

うちに帰ってきました

 

 

でも

もう心が硬くこわばってしまっていた私は

電話で話したことを繰り返した程度で

夫に話したいことは何もありませんでした

 

夫からも特に何もありませんでした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一週間後の細胞診の結果は

 

白に近いグレー

(こういう風に言われたように記憶してます)

 

 

そこで今度は

マンモトーム生検という

組織を調べる検査を勧められました

 

 

 

検査の説明で

看護師さんに

 

今度は日帰りの手術ですが

念の為、車の運転は控えてください

どなたか送り迎えしてもらえますか

 

と言われ

 

はい、と答えました

タクシーを頼むつもりでした

 

 

 

若い頃、採血で貧血を起こしたほど

注射辛いでチキンだった私

 

「手術」

という言葉はひどく恐ろしいものでしたが

検査をするしかないと

その場で予約を取りました

 

 

夫に付き添いや送り迎えを頼むつもりは

少しもありませんでした

 

 

夫からも

一緒に行くよ

とか

送り迎えするからね

 

なんて言葉はありませんでした

 

 

その日は休めないから

 

 

 

 

そう言われました

 

 

 

 


 

 

結局

この検査は受けませんでした

 

検査日直前にめまいを起こし

検査を受けに行くことができなかったのです

 

 

癌かもしれないという不安

検査への恐怖

 

それに加えて

夫への嫌悪感が

原因だったのでしょうか…

 

 

 

ちなみにもう一つ

たまらなく嫌だったことがありました

初診で担当になった先生です

 

癌かもしれないと告げた時の様子や

ベッドに横になり検査や処置が終わった後

ジェルを拭くためのタオルを渡してくれた時のことです

 

立っている先生は自分の胸の高さでタオルを広げ

その位置から

ベッドに仰向けになっている私の胸の辺りに

タオルをバサっと落としたのです

 

それだけのことなのですが

私はこの先生に次の診察を受けることも

マンモトームの検査をされることも

ものすごく憂鬱になり

まいってしまう一つの原因になっていたようです

 

結局

マンモトーム検査のキャンセル後

もう一度診察に行った時に

ものすごい勇気を振り絞って

担当の先生を変えてもらいました