もう何年もずっと一緒に釣りをしてくれてた
ランディングネット、失くしちゃった・・・
もう正直ボロボロで、釣り場でこんなんなったり、
とそろそろどうにかしなくちゃとは
思っていたものの、いざ失くすと寂しいです。
もう自分も、周りにいる同年代の同業者仲間も
どいつもこいつも、歳のせいで忘れ物ばっかり。
互いの生存確認の為に、繁忙期以外、
月一程度、懇親会があるわけですが、
「ほら、あれ、なんて言ったっけ、あれだってば」
「あ~あれねあれ」
「そうそうあれ」
「なんていったっけ」
「・・・・・・・・・・・」
「あの人さあ」
「どの人?」
「あそこの奥さんの旦那さん」
「え?どこの奥さん?」
「だからぁ・・・・」
と、まるでコントなわけですから
ネットを、どこでどうしちゃったのかなんていう事を
思い出すなんて絶望的に不可能なわけです。
ネットは多分前回の釣行の際に
どこかに置いて来たんだと
思うものの、気が付いた時にはすでに
かなり日数が経っていて歩いた場所(日にちさえ)も、
もう思い出せませんし
ぱっと見、ゴミのようなボロさで、
忘れ物といっても事実上の不法投棄な
わけですから、奇特な釣り人様が回収、
廃棄して下さってることを祈るばかりです。
でもあのネット、慣れもあるけど使い勝手が
良かったので、2代目を作ることにしました。
どの釣り人のところにも
ほぼ使われないロッドやネットやあれやこれや
がそれはもう所狭しとあるはずですが
ぼくも(特にニジマス釣りを始めたばかり
の頃)あーでもないこーでもないと
アルミフレームの安物ばっかりですが
無駄なお金を使いました。
7~8フィートのロッドを好んで使うように
なってから、足元に魚を寄せるのが
ちょっとしんどくなって”伸びる”タイプのネットが
使いやすくていくつか試したことがあります。
中でも見た目とコンパクトさが気に入った
このタイプ、しっかり伸ばし切った上に、
各”節”をキュッて力入れないと固定されなくて
ただひゅ~んって伸ばした状態だとネットがくるくる
回ってしまいます。川の流れでもくるくる回るし
先端に魚が当たってもくるんと回ってしまいます。
ランディングの時はもう片手はふさがってるわけで
全く使い物になりませんでした。
というわけで2代目のネットも(ストックして
いた)先代と同じ”柄の断面が四角い”ネットを
ベースにします。
(画像は新品ですが実際に加工するのは、ちょっと
使ったものを加工しました)
その昔Amazonで7~800円(くらいだったと思う
という破格の海外製です。(が、同じ物が今は
2千数百円でした)
接着剤で固定されているネット部分を温めて
外します。
今回ネット部分には
がまかつのフリップネット LE802という製品を
付ける為、取り付けネジを”柄”の先端に
用意します。
ネジサイズはタモ網などで一般的な
四分ネジ(iso規格W1/2ネジ)。
物置にあった四分ネジを使います。
ナットを2個溶接。
それをボルトの頭に溶接
百均の2液エポキシ接着剤で
柄の先端に固定します(先端の黒い部品は
自分はベストの左脇腹部分にネットを
引っ掛けているので、次に引っ掛けフックを
作ります。
百均のこういうやつで
結束バンドで固定して出来上がり
全伸ばしで使う事ってまずなくて
1段目くらいでちょうどいいんですが、
全伸ばしでも柄の断面が四角いので
くるくる回ることがありません。
ネットの開きから伸ばしまで片手で
できてたいへんグッドです。
ラバーコーティングされたものが魚に優しいのは
分かっていたものの、早い流れの水流でも抵抗の
少ないナイロンをこれまで使っていました。
今回このネットにはしましたが、使っていて
困るような場合には、またネットの素材も
検討し直すかもしれません。
ちなみに、今回ネジでネットが取り付けられるよう
(節約のため)わざわざ加工してますが、
この”柄”で初めから
四分ネジタイプのネットも売ってます。
5月24日
ネットは今日(26日)完成なので
予備を持っての釣行。
あ~本当にありがとうございます。
どうなんでしょうか・・・
”いってる”んでしょうかぁ・・・・
新しいネットにもいつか入魂が
できますように。
山の上はまだ残雪があって
やっと水芭蕉が咲き始めたばかりでした。