ミッチェル408のブルブルを何とかしたい・・・ミッチェル408のローターのバランス取りの巻き | にじます君号がゆく

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いい歳した渓流ルアー初心者の
        トラウトばんざい!日記です

・・・・明けましたね・・・・

 

・・・・・また歳をとってしまった・・・・

 

ねこ息子のために、息子より少なくとも1日でも長く元気

 

でいなくちゃと深々と換気扇に煙を吐きながら

 

決意を新たにした新年でした。

 

自分が何か意味のあることをしているとすれば

 

目の前のねこ息子が毎日幸せでいてくれるよう見守る事

 

のみといっていいほどの人生ですが、

 

意味のないことはまた、ちまちまとやっているわけです。

 

今回は

 

誰でもできるミッチェル408の

ローターのバランス取り

 

についてUPしてみようと思います。

 

ミッチェル408というヴィンテージのスピニングリールは

 

1960年代に設計されてから80年代まで販売された息の長い

 

モデル(兄弟モデルの308は2000年初頭まで)

 

だったのですが、その過程で

 

時折マイナーチェンジと言っていいのか、ちょこちょこ

 

その仕様が変更になっています。

 

今でもネットオークションやフリマで沢山取引される

 

ほど、販売期間中には沢山売れて現存数も多いため

 

価格も手ごろと、とてもなじみ易く人気のあるリールですね。

 

その中でも印象として流通量が最も多く、また人気が

 

あるモデルは70年代のラインローラーが採用された時の

 

モデルだと思います。(それまでは固定タングステンと

 

いうような名称だったと思うのですが、円錐状の部品が

 

ローラーの部分に採用されていました)

 

そして固定タングステンからラインローラーへ仕様の

 

変更がなされた際に、細かな部品の形状も変わりました

 

(ベールアームロック部品他)。

 

設計された当初の固定タングステンモデルは、

 

リーリングの際に小刻みにローターが振れるという

 

特徴があるのですが、時代を考えれば許容できますし

 

今実際に使っても実用上気になるレベルではないと思います。

 

それがラインローラーモデルに仕様が変更され、細かな部品

 

の形状が変わった時、そのローターの振れが結構気になる

 

レベルで大きくなったわけです。

 

スピニングリールのローターにはベールアームをはじめとした

 

非対称とならざるを得ないパーツが付くわけで、高速で回す

 

ほどに出っ張ってたり偏ってたりする部品の重さが

 

(振動となって)円滑な回転を妨げます。

 

それを解消するために408ではバランサーというオモリを

 

装着して、重さのバランスの偏向を軽減しています。

 

(手元にある70年代のダイワのスピニングですと

 

すでにローター自体の設計でバランスを考えてあり

 

オモリでバランスを取るというようなことはしていませんし

 

408のような振れは微塵もありません)

 

この仕様変更になって大きくなった408のローターの

 

”振れ”は、部品形状の変化に伴い重さが変わったことが原因ですので

 

”再度バランスを取り直す”ことで解決できたはず・・・

 

と考えますが、そんなみみっちいことなんてしないのが

 

スピニングリールを今だに海外のある地域ではダイワだろうと

 

シマノだろうとオクマだろうと”ミッチェル”と呼ぶほどに

 

当時世界に君臨していたミッチェルだったのです(やれよ)。

 

なのでとても簡単な方法でこのローターのバランス取りを

 

してみたいと思います。

 

ちなみに、結論的なことでは、

 

自分がやった時点ではこのローターの振れは

 

固定タングステンモデルのレベルにはなる(戻る)けど

 

今のリールのような完全無振動レベルにはなっていません。

 

詰めに詰めればもしかしたら・・・とは思いますが

 

すごく時間がかかりそうですし、もしかしたらタングステン

 

モデルのレベルがこの方法では限界なのかもしれません。

 

しかし、はっきりとわかるレベルで振れは改善されますので

 

やる価値はあるかと思います。

 

 

〇用意するもの(例として自分が使ったものを

 

あげますが、要は用途に応じて機能すれば何でもOK)

 

●100均のクランプ

 

●クランプを固定する台座になり、かつ穴を空けれるもの

(木材片など)

 

●切り貼りできる板おもり

 

以上・・・

 

上の画像にありますように、

 

台座になる木材片にクランプの柄が入る程度の穴を空けます。

 

穴にクランプを差し込んだらグラつかないように

 

自分は割りばしを削って差し込んで固定しました。

 

これで用意ができましたので、408のローターを外します。

 

外すのに説明が要らないほど簡単ですが、一応。

メインシャフトを引き抜く

 

ローターが外れたら、ローター下部中心にあるベアリングを

 

クランプに挟んで固定します。

 

 

この状態でくるくる回して、一番重い位置を確認する

 

わけですが、その際に、”硬い”グリスが付いていると

 

スムーズにローターが回転しないということも考えられます。

 

自分はパーツクリーナーでベアリングを一度完全脱脂して、

 

粘度の低いスプレーグリスを塗っておきました。

 

(今回の作業程度でしたら、ミシンオイル等のオイル

 

でもいいかもしれません)

 

ちなみに、ローターベアリングとギヤケース内の

 

グリスの粘度を下げると回転はとても軽やかになりますが

 

自分は、リール保護の意味で”硬めのグリスをたっぷり

 

塗っています。この辺はお好みという感じでしょうか。

 

ローターを回転させると必ず同じ位置で止まるはずです。

 

その最下点が一番重い位置ですので、

 

そこにマジックなどで印をつけます。

 

ベールアーム側にきれいに止まりました。

 

この一番重かった位置の正反対側に

 

用意した切り貼りできるオモリ板を適当なサイズに切って

 

少しづつ貼り重ねたり減らしたり、あるいはサイズを変えて

 

貼り直してみたりを繰り返しますが、

 

その都度、ローターをクランプに固定して

 

回転の具合を確かめます。

 

目標は、

何度回しても”違う位置で止まる”

 

状態にすることです。動画にとってみました。

 

以上、とっても簡単ですね(^^)

 

この粘着タイプの板オモリは簡便である反面

 

固定力の耐久性など

 

多少の不安材料もありますが、

 

要はどんな方法と材料を使ってもバランスはとれると

 

いうことなので色んな工夫をされてみてはいかがでしょう。

 

やるかどうかはわかりませんが、バランサーを外して

 

石膏で型を取り、取った型を大きめに削り

 

投げ釣り用の鉛オモリを溶かして(鉛の

 

融点は330度ほどで、バーナーでいとも簡単に液化します)

 

バランサーそのものを作り直すという方法も

 

手間はかかるものの現実的な方法だと思います。

 

以上簡単安上がりの408のローターバランスの取り方・・・

 

でした。

 

 

おまけ・・・・・

 

5個送料込み850円のAKBさん・・・・

(もういったい誰が何ちゃんやら・・・・)

ごめんなさい・・・

きたねーぞキーボード

くりぬいた方とくりぬかれた方をライターに貼って・・・

サンドブラスト・・・

確定申告作業中の机にて・・・何やってんだよ

しかもこれは・・・

商標権侵害とかなのか?・・・そうなのか?

売ったりしないから・・・いいのか?・・・

これだけ冗談みたいに出来がひどかったら無罪だよね・・・?

 

雪漕ぎ(と確定申告)は世界の敵・・・の年末の2尾・・・・