3月は卒業の季節。

それにしても、

ここ最近の4年間には、

本当に、いろんなことがあった。

深刻なコロナ禍もあったし、

そのなかで東京でのオリンピックなど

華やかなこともおこなわれた。

楽しいこと、うれしいこともあったけど、

行動制限で身動きできなくて、

いったい、この先、

どうなってしまうんだろうと

行き詰まってしまうこともあった。

でも、そんな時期を学生として、すごした若者も、

卒業して、また次の段階に進む。

すべてをリセットして、

新たな世界に行くときが来たのだ。

 

彼が最後のゲイビデオ出演のチャレンジが

おこなわれたのは、

コロナ禍が終息しつつあった頃。

大学を卒業する時が近づいてきたので、

就職活動にも取り組み始めた頃だった。

これで一区切りして、

ゲイビデオ出演も終わりにしたいという旨も

彼からスタッフに伝えていた。

その前にもう1度だけ、

最後にゲイ体験をすることになった。

最後の舞台として、

スタッフが用意したのは、真っ黒の部屋。

黒幕に覆われたスタジオでの撮影だった。

そこには何もなかった。

あるのは、彼を撮影するカメラだけだった。

彼の最後の舞台の衣装は、黒のシックな和服。

着慣れない格好ではあるが、

「馬子にも衣裳」という言葉があるように、

この世代の若者が着ると、一本スジの通った男に見え、

カッコよくも、エロくも見えた。

そして、今日の相手は、男が2人。

1人は、彼が初めてHしたときの男。

そして、もう1人の知らない男がいた。

 

「最近は、女のコとは、何かあったかい?」

「いえ。ないです」

「彼女は、できてないの?」

「はい。いないです」

「じゃあ。Hはしていないの?」

「実は1か月前に、風俗に行きました。」

「どういう風俗に行ったの?」

「ソープです」

「え~?ちょくちょく行ってるの?」

「何度か、行きました」

彼は、以前に聞いた時も、

コロナ禍で出会いが少ないので、

風俗に行っていたことを告白していた。

そして、ゲイビデオの体験をしてしまってからは、

風俗に行かなくなったのかと思いきや、

実は快感が忘れられず、

女性とHができる風俗にも、

たびたび行ってしまっていたようです。

むしろ、定期的に行ってたようです。

だって、元気な若者ですから。

他でなかなか発散できない状況ですから。

だから風俗に行っていた。

そこでは、それなりに楽しめるが、

物足りなさも感じていた。

そして、結局、ここに来てしまったと言う。

彼に聞いた。

「3Pの経験はあるの?」

「いえ。そんなの、ないです」

「3Pするなら、ナニかしてみたいことって、ある?」

「自分は、どっちかと言うとM寄りなので、

 Sっぽいこともしてみたいです」

そんなことも言っていた。

 

今回の相手をしてくれる男の1人は、

彼のそばに来ると、

いきなり青年の和服のふところに、

手を突っ込んできた。

そして、乳首をいじってきた。

和服って、脱がなくても、

簡単に着くずれして、胸も全開になるので、

いじられやすかった。

いや、もう彼には、着くずれも何も関係なかった。

触られたくて、

気持ちよくなりたくて、ここにいた。

和服もジャマだった。

もう1人の男も、

青年の耳に口を寄せ、いきなりナメ始めた。

これも、かなり挑発的なナメ方だった。

どうやら、今日は、

マジに彼をとことん誘惑しようとしている。

容赦ない感じだ。

だが、彼も、最後だから、

悔いのないように、快感を必死に得ようとしていた。

だから、2人からの挑発に甘んじた。

 

1回目の出演の時の前も、

風俗には行ったこともあったし、

女性とつきあいたい気持ちもあった。

だけど、コロナ禍があって出会いがなく、

わらにもすがる気持ちで、

ゲイビデオ出演にトライした。

ゲイビデオにチャレンジしたけど、

もちろん、ふだんは、ごく普通の大学生。

でも、2度3度とゲイ体験していくうちに、

なにかがはじけた。

カラが破れた。

見られてるとか、

撮られているということも意識してないわけではないが、

抵抗感は薄れていた。

 

はだけた胸元の乳首は、

2人に開放された。

2人そろって、しっかり左右の乳首を

それぞれナメ始めた。

彼は、いっさい拒まなかった。

それどころか、

下半身で、彼のアレが目覚めるのも

男たちに発見されてしまうのだった。

こういうときも、

和服は便利な服装だ。

男たちは、和服のすぞをめくった。

青年は下着も身に着けていない。

元気になったアレが、待ちわびていたように、

飛び出してきた。

 

ここからは、もう乱れっぱなし。

青年の元気なモノは、

男2人に、次々と愛された。

青年も、男2人のアレを、

交互に愛したり、同時に握って刺激したり。

青年が四つん這いになれば、

1人の男が背後から、

彼のカラダの中に攻め込んだ。

Hをした。

そして、そのまま攻め込まれた状態のまま、

もう1人の男のアレをフェ●して愛してあげた。

まさに、3人が入り乱れていった。

これは、もう男相手の初心のHではない。

青年は、もう立派に、上級者?

本気になって、楽しんでいるようだった。

 

それから、しばらくたった。

いよいよ、もうすぐ4月。

彼は、その後、ゲイビデオの出演はない。

おそらく、留年や、何らかの事情でもなければ、

この春、大学を卒業し、社会人になるはずだ。

今ごろ、どうしているのだろうか?

何を考えているのだろうか?

大学時代に重くのしかかっていた新型コロナは

すでに小康状態になり、

行動制限も、マスクの強要もなくなった。

以前の生活に、ほとんど戻っている。

女性と知り合う機会も、

遊ぶ機会も、これからますます増えることだろう。

でも、いつの世も、

アクシデントやトラブルはあるもの。

ハメをはずし過ぎないように!

しっかり前を見て、道を踏み外さないように!

将来の夢に向かって歩いて行ってください。

まあ、もし、男と濃厚なHがしたくなったら、

そのときは、また、どこかで・・・・してください。

では。