ゲイビデオのスタッフも、

普通の人間なので、

そこにやってきた男がカッコよければ、

ついつい気持ちが盛り上がっちゃって、

いつも以上に親切丁寧に対応してしまう。

カッコいい相手に、

できる限り気持ちよくなってもらおうと

頑張ってしまうのだった。

だから、

それを受ける側の男も、

思ったより悪くないと思ってしまうことも、ありがち。

今回の受け手のカッコいい青年も、

たまたま街中にいて、

スカウトされただけの一般人。

ごく普通のノンケの男なので、

心地いい気分を味わえば、

もう1回と思ってしまっても、

不思議ではない。

気持ちいい体験をして、

バイト代も稼げるのなら、

悪くないと思うのは、自然なのかもしれない。

そうすると、

最初は、

単なる1回限りの小遣い稼ぎと思っていたのに、

2度3度となってしまうこともある。

これには、スタッフも大歓迎だし、

その男も楽しめたのなら、

それは、ウィンウィンになるのかな。

これは、

あるカッコいい男の妄想(かもしれない?)物語である。

 

ゲイの男は思う。

すごくいい男とお近づきになりたいと思っても、

相手がノンケなら、立候補はムリ。

退散するしかない。

でも、自分が、そこそこの女性なら、

もしかして、その男も、

遊びであっても、

お相手になってくれることだって、あるかも。

ぶりっ子のフリだって、メイクだって、

とりあえず精一杯やって、

絶対に振り向かそうと頑張ってみることができる。

可能性は0ではないと思うだろう。

だけど、自分が、ゲイなら、

よほどの奇跡が起こらないかぎり、

絶対に、自分に振り向いてくれない。

仮に、そんな雰囲気を少しでも出そうものなら、

たちまち友人でもなくなってしまうかもしれない。

今日の男は、

何がなんでも振り向いてほしいと思えるような男!

でも絶対に振り向いてなど、くれそうにない男だった。

女子にモテるためなのか、

きちんとした性格なのか、

髪型も眉毛も、一糸乱れぬ感じで、

セット。

身なりも、言葉遣いや仕草も、

男気のある感じだけど、紳士的な雰囲気もあった。

まあ、いい男なのである。

カッコいい男なのである。

でも、今回は奇跡が起こった。

その彼が

ゲイビデオにチャレンジしてくれることになったのである。

正直、ムリかと思われたけど、

彼は了承してくれたのである。

ズバリ、お小遣い稼ぎのために!

 

理由は、なんであれ、

彼が服を脱いでいく。

彼が肉体美を見せてくれる。

身だしなみをきちんとしているカッコいい男は、

カラダも、たるんでいない。

全身、小麦色の肌で、

細マッチョ。

文句のつけようがない。

体育会系部活の経験もある社会人だった。

「じゃあ、始めましょか」と言って、

彼は、自分でパンツをひざまでおろした。

いさぎよかった。

アレは、少々、左曲がりだったが、

それぐらいは、なんてことはない。

それぐらいの方が、親しみやすいと言うもんだ。

彼は、オトナのカラダをしていた。

 

触ってもいいんですか?

いじってもいいでんですか?

そう思いながら、

スタッフはきっと心をウキウキさせていたと思うが、

ここは、彼に警戒心を抱かせないためにも、

冷静に、慎重にスタート!

カッコいい男のアレに、

そっと触れた。

アレの下から、

全体を包み込むようにタッチしてみた。

彼は、手を背中で組み、

「ご自由にどうぞ」というように、腰を少し差し出した。

これは、男に触られても、

気持ちよくなんかならないと思っていたからだろう。

さっさとすませて

終わりにしようと思っていたのだと思う。

余裕があったようだ。

でも、触る側のスタッフは思っていたと思う。

「絶対に気持ちよくなってもらうぞ!」

「マジで気に入ってもらうぞ!」

そう思っていたはずだ。

最初は、手でアレに刺激を与えていった。

優しく刺激を与えていった。

 

ゲイの男は、

もちろん、性に目覚めたときから、

ここは、一人遊びでも、

道具として愛用し、熟知している。

それに男性との関係を持ったことのあるゲイなら、

他人のモノの刺激するのだって、よくわかっている。

今回のカッコいい男も、

触られているうちに、あっさり反応開始。

元気になり始めた。

左曲がりのアレは、元気になればなるほど、

その曲折は顕著になった。

斜め上に、頭を持ち上げ始めた。

これは、名人と素人の決戦のようで、

素人は、あっさり元気にさせらてしまい、

太刀打ちなどできない状態だった。

オトナのカッコいい男なのに、

いとも簡単に元気になられてしまうと、

それも、なんだか微笑ましい。

可愛い奴やんと思えた。

彼は大きく深呼吸し、心を整えようとした。

 

彼に優しくしてあげるけど、

ここで、必要以上に頑張りすぎない。

いきなりギアをあげてしまうと、

彼がついてこれなくてしまうかもしれない。

あくまでも、彼のペースに合わせ、

少しずつ気持ちよくなって、

気分をアップしてもらうことが大事。

もちろん、アレを扱うテクニックに、

ゲイは自信あり。

ヘタな女子なら、手でしてくれるときだって、

早く終わらそうとして、ごしごしとやってみたり、

やっと気持ちよくなってきてるのに、

勝手に疲れて、

肝心なときに弱めてしまったりなんてことも、

ざら。

頑張ってくれても、

タイミングや力加減が合わず、

萎えてきてしまうこともある。

男のデリケートなアレのことをよくわかっていないのだ。

でも、このとき、彼はフラフラっとした。

「あぁ~!」と言うと、

あっけなくラストの瞬間を迎えた。

彼は堕ちてしまったのだ。

スタッフが、彼のカラダを拭いて、

キレイにしてあげると、

気まずそうな照れ笑いをしながら、

「ありがとうございました。気持ちよかったです」と

爽やかにあいさつ。

まるで、後輩が、

先輩にごちそうでもしてもらったときのような

あいさつだった。

彼は、さっとパンツをあげ、

会釈した。

 

気持よかったなら、よかった!

楽しんでもらえたら、よかった!

今回限りになったとしても、

彼の大事なものを寵愛できたんだから、

よしとしよう。

スタッフも、気分爽快だった。

念のため、次の誘いをしてみた。

「手でやるのも気持ちいいけど、

もっと気持ちいいことあるよ」と声をかけた。

後日、彼から連絡があった。

もう1回、バイトさせてもらえないかと。

もちろん、大歓迎だった。

さあ、次は何をしようか?

 

※彼の次回の体験は、次のブログで!

  こうご期待!