「帰ってきたらいっぱいして。」と言うのは、

この秋に

大阪ローカルの読売テレビで放送されたドラマのタイトル。

原作は、ましい柚茉の漫画の、

「帰ってきたらいっぱいして。

 ~アラサー漫画家、年下リーマンに愛でられる~」。

それを、

Aぇ! groupの小島健と

浅川梨奈がダブル主演を務めて、

ドラマ化され、

地上波では、最終話まで、すでにオンエア済みですが、

現在、FODで配信されているようだ。

それにしても、このタイトルって、

すごく意味深!

こんなこと、愛する人から言われてみたいもの。

そうすれば、待っていてくれる場所に、

喜んで飛んで帰ってしまいそうだ。

なぜって?

男は、気持ちいいことが大好きだからです。

 

ところで、

サカナの鮭は、

川で産まれたあと海へ移動し、

大海原をかけめぐり2年~6年ほどかけて成長したのちに、

生まれた故郷の川へ帰ってきます。

遠く離れた場所まで泳いでいってたとしても、

その匂いをかぎわけて、

わざわざ故郷の川に帰ってくるわけです。

それは、人間には、

到底できないことと思ってしまいますが、

実は、意を決して、同じ場所に

帰ってきてしまう男もいます。

あの日のことが忘れられずに、

帰ってくる男がいるのです。

今回は、ドラマとは関係なく、

そんな男を取り上げましょう。

 

彼は、教師志望の大学生でした。

幼い頃から、

体育の教師になろうとずっと思っていたそうです。

でも、大学に入って、間もない頃のことでした。

教師になろうと思う青年だって、

女性とHも楽しみたいし、恋愛もしたい。

ちょっと背伸びして、

オトナの世界をのぞき見したいと

思うことだってあります。

そんな彼が、

ある日

偶然、ゲイビデオの勧誘を受けてしまい、

身の丈には合わないけど、

人生で1度だけ、ちょっとだけ背伸びして、

オナニーを見せるというチャレンジをすることにしました。

お小遣いも欲しかったようです。

 

場所は、

彼が遊びに行った大都会に近い海の防波堤。

近くには誰もいませんでした。

最初は、体育系の大学生なので、

自慢の体力を証明するために、

Tシャツを脱いで、細マッチョを披露し

片手での腕立て伏せをお披露目しました。

さらに、潮風を浴びながら、

肉体美を誇示しながらスクワットも見せました。

そして、ウォーミングアップした後、

その防波堤のところで、

彼はオナニーを披露しました。

上半身裸のまま、

ジーンズを少しだけおろして、

アレを自分で刺激しました。

 

恥ずかしい。

すごく恥ずかしい。

若干、他人より、ちょっと大きいとは思ってたけれど、

こんなものを見せるなんて、ありえない。

将来、教師になるんだぞ!

どうするんだ。

恥ずかしい。

そして、彼は思った。

こんなことを

カメラの前でしてる自分に

驚いたそうです。

今の今まで、大した冒険をしたことなかった彼の中に、

こんなの大それたことができる勇気があったなんて!

そんなことに驚いたそうだ。

そして、それ以上に、彼が驚いたのが、

見られているということは、

とてつもなく恥ずかしいはずなのに、

なんだか、ちょっぴり刺激的だったのです。

次第に、カラダが妙に興奮して、

彼は自分のため込んでいたものを

吐き出してしまったそうです。

それは、やる前に了解していたことだが、

やっぱり、驚くことだったのです。

 

やってしまった!

だけど、なんだか気分はHIGHになっていた。

そして、妙に気分が高まった彼は、

そのあと、スタッフにホテルに招かれ、

そこで、さらに撮影を続けることに同意しました。

まだ夢の続きを見たかったのかもしれません。

そこで、

さらに、Hなことを体験してしまうことになったのです。

彼は、シャワーを浴び、

全裸でベッドへ。

そして、

初体験のバイブレーターを

チャレンジしてみることになったのです。

心が興奮していた彼は、

バイブをアレに当てると、

あっという間に、ギンギンになってしまいました。

そこでも、

彼は、カメラの前で、

ギンギンになっていく自分にびっくりしたそうです。

そして、そのあとスッキリさせてもらい、

彼は帰宅しました。

そして、いつもの大学生活に戻っていったのでした。

 

そのあとの大学生活では、

恋愛もしたし、女性とHも体験した。

勉強もしたし、運動もし、

カラダも鍛えたそうです。

だけど、

心の中に、

あの日の快感が、もうもうと沸きあがって、

彼を悩ませる日もあったそうです。

オナニーをしても、

Hをしても、

物足りなさを感じてしまうこともあったそうです。

そして、

進路に迷いつつも、

4年生になったとき、

彼は、もう1度だけ、

ゲイビデオの扉を叩いてみることにしたのです。

ここまで彼を悩ますモヤモヤが何なのかを

確かめたかったのです。

見られることが興奮を呼び起こしたのか?

地道に鍛えてきた自分の筋肉を披露し、

めでてもらったことが嬉しかったのか?

それとも、とてつもないHな何かに

目覚めてしまったのか?

はっきりさせたかったらしい。

 

ゲイビデオメーカーの連絡先は、

1年生の時に聞いていたそうです。

スタッフも彼を覚えていてくれました。

再度のトライとなったこの日は、

彼が全裸になり、

元々ノンケだったと言う社会人の男性を相手に、

Hするという内容になりました。

彼が、年上の先輩格のノンケ男性を

責め立てるというものでした。

今度も、いきなり大胆な企画でした。

だけどやり始めると、

彼は、すぐに気分が高揚し、

相手の男とカラダを1つにしながら、

責め抜くことに成功しました。

そして、そのあと、

彼も刺激を受け、

彼の体内に溜まっていたものを

吐き出すことになってしまいました。

 

彼は、この日の体験を終えて、

自分に正直になると決めました。

教師になるのはやめました。

彼は、このあと、立て続けに、

ゲイビデオに出演。

いろんな男とHもしたし、

自分も愛してもらいました。

彼はゲイビデオの現場に戻ってきて、

そこで、自分の性癖や性感帯を知り、

自分を見つめ直しました。

これで、よかったのかどうかはわかりません。

ゲイビデオにチャレンジしてしまったことが

彼の人生設計を

大きく狂わしてしまったとも言えるかもしれません。

ただ、まだ、彼の人生は、

これからの方が長い。

これからの人生で、彼自身が楽しみ、

満足のできることが少しでもできるのであれば、

この選択も間違いとは言えない。

まだ、本当の答えは、

もっと先に出るのかもしれない。

こうなったら、

いっぱい楽しいこと、しようよ!

だって、若いときは、あっという間だよ。

 

では。