不幸なのかと言えば、そうではない。

仕事も順調だし、

なにかトラブルに見舞われてるわけではない。

悩みを抱えているのかと言えば、そうでもない。

ルックスも悪くないし、健康的。

たぶん、周りの人より、イケてる!

男24歳は、

学生時代を終えて1年以上がたち、

自分が選んだ会社に入社して、

一通り、経験も積んできた。

だが、

この会社での自分の未来が、ぼんやり見えてくる頃。

これで、よかったのか、

このまま、進んでいいのか?

25歳という区切りの年齢を前に、

男は、ふと立ち止まって、考えることもあるのかもしれない。

 

24歳の営業職。

バリバリのサラリーマンが、

ゲイビデオに誘われた。

彼は、

スーツ姿がビシッとキマッていて、

似合ってる。

切れ長の目をしていて、

アゴにはセクシーなヒゲ。

その雰囲気は、

優しすぎず、ワイルドすぎない感じ。

古い言い方で表現すれば、しょうゆ顔の部類。

爽やかだった。

男性のビジネス・ファッション誌に、

スーツを着て出てくるモデルのような雰囲気だった。

それは、スタイルもいいからだ。

彼は、小学校の時から、ずっとサッカーをしてきて、

活躍。

高校まで、続けてきた。

元々、肩幅は広かったが、

大学の頃より、筋トレを本格的に始動。

それで、カラダをつくってきた。

そして、出来上がった今のカラダは、

スーツで隠しておくのが、

もったいないような逆三角形体型のフィジカル。

暑苦しくないぐらいの

ちょうどいい細マッチョだった。

ほぼ、パーフェクトと言っていい。

これなら、相当、

女性とも遊んできたのかなと思えたのだが、

24歳で、女性経験は10人程度。

クラブに行ってナンパもするし、

ワンナイトの遊びもしているが、

経験人数は、さほど多くない。

前の彼女と別れて1年以上、

Hは4,5カ月ご無沙汰らしい。

どうやら、話を聞くと、

ソープなどの風俗に、たまに行って、

スッキリさせてるらしい。

オナニーも、仕事や筋トレで忙しくても、

週に4回ぐらいはやってると言った。

ヌイて、スッキリさせて寝るという日が多いそうだ。

 

多少のストレスはあっても、

大きな問題やコンプレックスがあるわけではない。

仕事も順調らしい。

でも、営業職で、自分を少しずつすり減らしていく日々。

筋トレで美しいカラダは手に入れたが、

それで、すごく充実したプライベートをおくってるわけではない。

周りでは、同級生たちの活躍も聞く。

そんな彼に、舞い込んできた誘いが、

ゲイビデオ出演というものだった。

ゲイには、すごく抵抗があっても、

日常とは違う新しい刺激を得れるかもしれない。

少しでも気持ちよくなって、楽しめることができれば、

生き抜くができ、ストレスが発散できるのでは!

彼はOKした。

声をかけたスタッフが驚くほど、意外な感じだった。

まさかのOKを喜んだ。

 

彼の自信があるのは、腕!

腕まくりをすれば、「太いね!」と言われるそうだ。

そんな言葉が、彼の密かな悦びだったりする!

そんな彼が、

スーツのジャケットを脱ぎ、

白のYシャツ姿。

ネクタイもゆるめ、

Yシャツのボタンを1つずつはずされていく。

第1ボタンだけを残して、前を開けると、

白のマントのようになった。

そのマントの下には、

キレイな肉体美が隠れていた。

胸筋は盛り上がり、ほどよい褐色。

ずっと鍛えてきた完成したカラダが、

今、カメラの前で披露された。

「わ~すごいね」「キレイなカラダだね」

スタッフたちも、褒め称える。

彼も、まんざらでもないように、

胸もピクピク動かしてもくれた。

 

「それじゃあ、脱いじゃおうか?

 立ち上がってもらって、ちゃんと見せて!」

彼は立ち上がり、Yシャツを脱いだ。

後ろを向き、広い肩も見せてくれた。

前を向けば、腕を振りあげ、

マッチョポーズも見せてくれた。

わき毛は剃られていた。

腕にはタトゥーもいれていた。

鍛えたカラダは、人に見せるための準備も

ちゃんとできあがっていた。

ただ、この彼に、

「●●●は大きい方ですか?」と聞いてみた。

いよいよ、下半身を披露するときがやってきた。

そこは「普通です」と答えた。

「今日は、おとといに出したばっかりです」とも言った。

 

彼のベルトは、スタッフがはずした。

下着は、真っ黒の無地のパンツ。

スタイルのいい彼には、

それも、よく似合ってた。

そのパンツも脱がされた。

普段の状態の彼のモノが現れた。

皮におおわれたモノだった。

「ふだんは、かぶってるの?」

そう言いながら、スタッフは彼のモノの皮をめくる。

お尻も、じっくり眺められ、

谷間まで見られた。

パーフェクトボディーの彼の、

からだのすみずみまで、チェックされた。

「ふだん、やってるように、オナニーも見せてくれる?」

彼は、そう言われると、

普段の時のように、スマホのHサイトを見た。

見始めると、手で触らなくても、

一気に元気になった。

グングン大きくなっていくさまや、

その下にぶら下がるフクロが微妙に動く姿も

見せてくれた。

やがて、自分の手で握り、

刺激も始めた。

 

彼には、実は願望があった。

筋肉をじっくりみてほしい。

それは鍛えてきているから、当然かもしれない。

だが、それだけでなく、

お尻も見られたいと言う願望も

密かにあることもわかった。

そんな秘密をカミングアウトした。

ソファーにすわり、

自分で●●●を刺激しながら、

お尻をスタッフに触られた。

意外に、気持ちよさそうだった。

このあと、ローションも使った。

乳首も触られた。

「乳首、感じやすいんですよ。」

またカミングアウトした。

用意されたオトナのオモチャやオナニーグッズも使った。

お尻にも、ちょっぴり刺激を受けた。

そうすると、やがて、彼は

カメラの前で、爆発してしまった。

元気よく爆発させた。

 

彼の初体験は、高2のとき。

当時の彼女と

学校の屋上につながる非常階段で童貞を卒業させた。

それから、恋愛もワンナイトラブも、

風俗も体験した。

そして、今、男に刺激を受けながら、

心のストレスをまた新たな方法で発散させた。

一見、なんの問題もなさそうな24歳の男だったが、

パーフェクトボディーで、新たな体験をした。

そのなかで、

筋肉やお尻を見られたいという願望があることも教えてくれた。

淡々と、プログラムをこなしていたような彼だったが、

彼に感想を聞いた。

「気持ちよかったです(笑)」と言った。

スタッフからも、

「お尻の方は責められ足りないかもしれないけど?」と言われると

「そうですね。」と笑顔を見せた。

「じゃあ、今後、じっくりやっていきましょう!」と誘われると、

「お願いします」とほほ笑んだ。

これは、何かの始まり?

これって、彼の曲がり角?

このさき、どうなっていくの?

彼のチャレンジは続くのだろうか?

 

では。