わが「尾張電気軌道」(尾電)は、明治末から昭和初期にかけて、千種町から広路村を通って八事まで飯田街道を走っていました。その尾電沿線にあった施設を探求しています。
昭和8年3月、現在の天白区植田山に「植田山ゴルフ倶楽部」が開設されます。
△絵葉書 植田山ゴルフコース(UEDAYAMA GOLF COURSE)
愛読書「八事・杁中歴史散歩」(平成30年刊)に概要が掲載されています。
□植田山ゴルフ倶楽部は、九ホールを備えた本格的なゴルフ場で、当時の会員名簿を見ると、多くの名古屋財界人の名前を見ることができます。
□昭和十五年には、「東山ゴルフ倶楽部」に改称され、昭和十八年に閉鎖されました。ところが翌年に名古屋市が購入し、「名古屋市植田山健民修練場」として使用します。
絵葉書の中に「植田山ゴルフ倶楽部」のアクセス図が掲載されています。不鮮明ですが、地図左上に「杁中」とあり、その下に順番に「八事山」、「八事電停」、「八事墓地」、「天白渓」と記されていて、その下に「天白川」があり、川を右に辿っていくと「ゴルフ場」と記されています。
さらに、「交通図」と書かれている部分があります。拡大して読みますと、
○ 覚王山電車終点東三キロ 自動車賃六十銭
○ 市バス●山停留場ヨリ一キロ半
○ 八事電車終点ヨリ二キロ 到道路工事中
○ 和合ゴルフリンクスへ七キロ ●●ヲ経テ自動車通ズ
△「植田山ゴルフコース」の絵葉書の下の方にある大きな池が「荒池」で、現在は埋め立てられていて「荒池広場」となっています
また、昭和13年版の「日本ゴルフ年鑑」にも記載がありました。
○ 植田山ゴルフ倶楽部
・コース及び事務所…名古屋市外天白村大字植田字植田山2
・ホール…9ホール、2642ヤード、パー34
・開 場…昭和8年3月1日
・順 路…名古屋駅下車、市電東山公園下車、自動車5分(50銭)
・料 金
ビジター 日祭日2円、平日1円
キヤデー 40銭(1ラウンド)
レッスン 80銭(1時間)1円60銭(1ラウンド)
・支配人…中村省三
・プ ロ…内田正義
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