久々に図書館へ行きました。目的は前ブログのとおり、大正5年に立太子式奉祝のため走らせた花電車の様子を探るためでしたが、時間があったので、併せて大正元年9月19日の尾張電気軌道の「八事」(後に興正寺前へ改称)〜「天道停留場」間の延伸工事について、新愛知新聞(現・中日新聞)を閲覧してきました。

△八事南交差点角に建つ天道山大門の石標
 

まず、予備知識として先にお伝えするのは、わが「尾張電気軌道」が、千早(千種)〜興正寺前(八事)の間で開通させたのは明治45年4月21日。その後、興正寺前(八事)から八事天道まで延伸工事が続けられていました。

この明治45年の7月30日は、明治天皇の崩御に伴い皇太子・嘉仁親王(大正天皇)が即位されたことで、明治から大正へ即日改元された日であります。つまり、尾張電気軌道が開業した明治45年4月と八事天道まで延伸した大正元年9月とは同じ年である、ということです。
 
ということで、図書館で新愛知新聞を閲覧してみましたが、僅かばかりの記事しか掲載されていませんでした。
 
●新愛知新聞 大正元年9月19日号
■尾電  延長線開通
 予(かね)て工事中なりし尾張電鉄会社の八事 - 天道間は、昨十九日、夫々(それぞれ)検査終了したれば、今二十日より営業を開始し、同日より来たる二十六日まで、一週間 往復十銭の割引をなすと云う。
●新愛知新聞 大正元年9月20日号
■(広告)尾電  八事天道間開通
・八事一帯の地 今や萩 花盛りにして四面の眺望よく 観月の好適地たり
・割引!九月廿十日より九月廿六日迄 往復十銭
 
 
尾張電気軌道では、開業当時、千早~八事間が片道8区9銭(通行税1銭込)で、往復で15銭でしたが、この9/20〜9/26の期間だけ、延伸開通を記念し往復10銭に割引しました。
 
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