先日
今年は最終の七五三を賜りました
可愛い女の子
ご縁をいただいたのは
メンズスタイリストの山本です
奥様を若くにして亡くされ
名古屋からUターンして琴浦へ
よって3歳になる女の子は
母を覚えていないんですね
私はやはり心をうたれました
誰が悪いわけでもなく
この娘に何もしてやれなかった母親の無念とか
父親の寂しさとか
この娘を育て上げる強さとか
ほんとに考えさせられました
命
命ってなんだろう
尊い命
なんのために
誰のために
人は生きて生かされ
この世を全うするのか
初対面の私に
この娘は心を許してくれるのか
私の挑戦でもありました
ご来店は父親と祖父
もう初めはまったく
指1本と触れさせてくれず
髪も触らせてくれない
泣きまくって
着付どころではなく
それはもう修羅場?
時間はせまります
でも少しづつ私に心を開いてくれたんです
母親のいないこの娘を幸せにしたい
そんな一心で育てる父親と祖父母
その想いは逆に
この娘をわがままに仕上げることに
なります
私はこの娘を待ちました
この娘が私に心を許すまで
着付しながら
ぎゅ~って抱きしめた
この娘に私の精一杯の愛を
お支度が終わったころ
笑顔に、なって
私にピース✌でポージング
神社へと向かうときに
手を振る
この娘に健康で幸せに育って欲しい
そう思う気持ちでいっぱいに
3歳になったね
おめでとう
そんな想いで
送り出しました
命
健康と愛はお金では買えないのかも
しれない
だけど笑顔と無償の愛で
人を幸せにできる
命があるからこそ
誰かのお役に立てる
そう思うと
命って
やっぱり尊い
私は
愛と情熱で生きております
感謝
倉見素子