高2の夏、子どもは初めて大手美術予備校の講習会へ参加した。
オンラインコースがあり、地方でも気兼ねなく参加できたのは本当にありがたかった。

センタンの入試対策なので、一次の素描(デッサン)とポートフォリオ準備として作品制作をやる。

一次試験は小論文も選択できるが、子どもは論理的な文章を書くのが大の苦手。
素描しか選択の余地がない。

モチーフは自画像。永遠に自画像。
センタンの一次素描はこの10年くらいずっと自画像だそう
(ごくまれに自画像以外のモチーフが出るらしいので注意)。

作品制作の課題はよくわからないが、家にあった紙粘土で人形を作り、
即席で撮影してストップモーションアニメを作っていたようだ。

親の方は夏期講習というとなにかを習うインプットのイメージがつよく、
その時間で何かを生み出して提出するアウトプットをやっているということが驚きだった。
センタンの入試を考えると当然なのだが…。

その後も長期休みのたびに講習会へ参加した。
子どもはレギュラーの本講座に通いたかったのかもしれないが、
その時点では講習会参加が我が家の精一杯だったなあと思う。