高2に進級した子どもは、第一志望が定まったこともあり、
日々の高校生活も、アートスクールでの制作も意欲的に取り組んでいる。
Fラン高校であるが、もともと学校の成績は良く、
美術コースの中で学年トップだったので、共テについては心配していなかった。
ちなみに、G大先端の共テは3教科で6〜7割取れれば良いという噂である(あくまで噂)。
素描などの実技についても授業内でもやるので、
入試対策として美術予備校の必要性がよくわかっていなかった。
ただ地方なので、地元の画塾にはG大対策クラスはなく、高校も予備校まかせなのでノウハウがない。
そんな中、都内の大手美術予備校にて体験授業の案内があり、
数日悩んだ末に参加してみることにした。
参加無料。
たしか6月頃であったと思う。
我が家からは飛行機の距離だが、幸いだったのはコロナ禍だったので、
航空券、ホテル代が激安だったことである。
飛行機はガラガラ、羽田に着いてもほとんどのお店が閉まり、
閑散としていた風景は、今も強烈に記憶に残っている。
さて、体験授業について。
たまたまこの日はG大先端の入試説明会(オンライン)も重なっており、教室でみんなで見たらしい。
授業自体はワークショップ形式で、総合実技対策の内容であったようだ。
面白かったと言っていた。
授業の後に、親もまじえて講師と面談の時間があった。
先端の一次試験は素描or小論文、二次試験は総合実技と面接。
一次試験の前にポートフォリオの提出があり、それぞれに対応する授業をやっているとのこと。
合格した先輩方のポートフォリオも、参考作品としていくつか見せてもらった。
入試問題に特徴があり、高校の授業だけではカバーしきれないという印象を持った。
ぶっちゃけ高校の卒業資格だけあれば、予備校に全振りしたほうが効率が良さそうである。
予備校も商売なので、厳しめに言ってきた部分はあるかもしれないが、
地方でのんびりしていた我が家にとってはなかなかの喝であった。